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内容説明
リサには大きな秘密があった―それが動画サイト上で、世界に向けて暴かれていくのをスモーキーたちは呆然と見つめるしかなかった。リサの日記を読みあげる“伝道者”と名乗る謎の男。男の告発はリサ一人にとどまらなかった。誰にも知られたくない秘密を告白させられる被害者の百数本にも及ぶ動画、そこには殺された元売春婦ローズマリーの姿もあった。さあ、捕まえてみろとばかりに自ら手がかりを残す犯人、やがて見えてきた人びとを心の闇へ引きずり込む悪夢のようなシナリオ。かつて類を見ない非情で陰湿な殺人者の挑発に、スモーキーたちは…。
著者等紹介
マクファディン,コーディ[マクファディン,コーディ][McFadyen,Cody]
1968年、テキサス生まれ。ドラッグ問題を抱えた人たちのカウンセリングなどの社会奉仕活動に従事したのち、ウェブ関係のデザイナーとなり、特にゲームの分野で活躍する。30代前半で本格的な執筆活動を始め、1作目の『傷痕』が大手出版社の目にとまり、アメリカのみならずヨーロッパでも衝撃的なデビューを果たした
長島水際[ナガシマミギワ]
東京都出身。上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつぼう
17
とんでもない被害者の数、そしてそれを隠し通していた犯人の狡猾さが恐ろしい。キリスト教を信仰する人にとっては屈辱的でもあり衝撃的でもある展開ですね。犯人が被害者を物色する方法が単純やけど確実にキリスト教にダメージを与えますね。本作ではチームメンバーの知られざる過去や秘密を知る事も出来るのでシリーズのファンにはたまらないですね。個人的にはジェームズが少し変化してきたのかなって思います。カービーにかけた一言が彼の変化かなって。巻末にあるカービー・ミッチェルの罪がいい味だしてます。さすがカービーって感じですね。2012/09/04
とももん
11
下巻に期待してたけど、思ったほどではなかったです。ただ、カービーがかっこよかった!スモーキーやカービーやキャリーのように強い女性になりたいと思えました。2014/01/16
ばなな
7
誰もがカトリック教を信じられなくなる。自分の罪が現代社会の通信による画像の発信。スモーキーも自らの過去を告白。でも、前作よりおどおど感やドキドキ感が少なかったな。次作の紹介もあり、期待しよう。2010/09/07
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
7
動画サイト上で殺された彼女たちの秘密が公開されていく。スモーキーたちは犯人に辿りつけるのか?シリーズ第3弾の下巻です。今回は結果的に事件が良くも悪くもそれぞれの人間関係に変化を与えたようです。事件の真相は宗教観が違うせいか、あまり衝撃を感じなかったのが残念。後半の展開はエグかった。★★★2010/08/29
くろうさぎ
6
スモーキーも自分の心の闇を告白!犯罪捜査と同時に周りの人間関係も進んでいくのね~~~。もっと、犯人たちのお悔い改める?自分達の気づかなかった点を認めるところ?を見たかったような・・・・。2010/09/15