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内容説明
幾多の難事件を解決してきた辣腕FBI捜査官スモーキーは、ある極秘捜査を命ぜられる。飛行中の機内で、誰にも気づかれず殺害された美しい女性リサは、次期大統領と目される大物政治家の娘だったのだ。遺体を見たスモーキーは、彼女が“男性”だと知る。そして、その腹部には謎の数字が刻まれた、ある“シンボル”が残されていた!性転換者を憎むあまりの殺人なのか?犯行の目的がつかめぬまま捜査を進めるうち、酷似した手口で惨殺された元売春婦の存在を突き止める。それを予期したように、すでに犯人は次なる恐るべき“作品”を用意していた―サスペンス界の貴公子がおくる、徹夜覚悟の衝撃作。
著者等紹介
マクファディン,コーディ[マクファディン,コーディ][McFadyen,Cody]
1968年、テキサス生まれ。ドラッグ問題を抱えた人たちのカウンセリングなどの社会奉仕活動に従事したのち、ウェブ関係のデザイナーとなり、特にゲームの分野で活躍する。30代前半で本格的な執筆活動を始め、1作目の『傷痕』が大手出版社の目にとまり、アメリカのみならずヨーロッパでも衝撃的なデビューを果たした
長島水際[ナガシマミギワ]
東京都出身。上智大学外国語学部ポルトガル語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつぼう
12
いい所で下巻に続くなぁ~。猟奇性という部分では前2巻の方が凄かったけど、不気味という意味では本作が上です。上巻を読んだだけでは犯人の意図が全く分からないです。毎度の事やけど何か恐ろしい展開が下巻で待ってそうで、楽しみでもあり怖くもあります。犠牲者の一人が次期大統領候補の政治家の子供って事で政治的な圧力がかかって捜査を困難にするのかな。カービーが再登場するのは嬉しかったです。彼女の破天荒な性格がメチャクチャ好きでこれからもレギュラーとして登場してほしいです。さぁ~どんな展開が待ってるのか下巻に突入します。2012/08/31
とももん
7
シリーズの中では1番落ち着いて物事が進んでいるというか、逆にいうとまだ面白みが出ていない。むしろいちいち登場人物の過去の説明とかはいらないんではないかと思う。本筋に一直線にいけないもどかしさがある。下巻に期待。2014/01/13
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
6
飛行機の機内で乗客の一人が密かに殺された。殺されたのは次期大統領候補と目される大物政治家の娘。FBI捜査官であるスモーキーたちは事件を捜査することになりましたが・・。シリーズ第3弾の上巻。今回は宗教色の強い話になりそうです。これまで読んできたシリーズと比べるとちょっと勢いにかけるなぁというのが正直な感想。下巻ではどんな展開になるのか楽しみです。★★★2010/08/28
ばなな
5
おおスモーキー懐かしい名前。またまたエグイ話の内容。ざわざわする気持ち。イエスの死は・・・・小さな十字架の意味。ああもう次が読みたくなる。小説を読みながら気になる点を聖書を開くのも良いかもよ。待ちに待った小説です。見つけたときは、迷わす購入でした。2010/08/23
くろうさぎ
4
スモーキーFBI捜査官シリーズ第3弾!前作から結構間があったので、周りの人達を思い出すのにちょっとてこずったかも・・・。宗教的要素に包まれた連続殺人事件。前二作と比べると、恐怖度が低いかも・・・。2010/09/15