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内容説明
1758年1月のロンドン。ロード・ジョン・グレイは愕然とした。兄の執務室の机に何者かがひそかに置いた紙片は、とうに他界した父の日記の一ページだったのだ。母親によれば、その日記はすでに燃やされているはずだった。果たして誰が、何のために置いたのか?調査を開始したジョンの身にはやがて危機が迫る。それでもジョンは、名誉を失ってこの世を去った父のためにも、真相を暴かねばならなかった―時にジェイミー・フレイザーに助言を求めながら。『アウトランダー』シリーズから生まれた歴史冒険ミステリーの真髄。
著者等紹介
ガバルドン,ダイアナ[ガバルドン,ダイアナ][Gabaldon,Diana]
アリゾナ州に生まれ育ち、現在も住んでいる。動物学で博士号、海洋生物学で修士号、行動生態学で博士号を取得、大学教授として長年教鞭をとる
石原未奈子[イシハラミナコ]
広島県出身。東京外国語大学外国語学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
41
アウトランダーシリーズのスピンオフ第二弾。ここでの主役ジョンは貴族で軍人で男色家。どんとこいホットシーンもございました。ガバルドン先生お気に入りのキャラとあって質・量共にスピンオフらしからぬボリューム。前作では鳴りを潜めていた主人公ジェイミーが登場した途端に「いよっ!待ってました‼」とばかりにときめく私。千両役者よのぅ。2015/05/14
ぽわん
11
アウトランダーシリーズのスピンオフ、しかも愛すべき巻き込まれロード・ジョン・グレイが主役の歴史物ミステリ第2弾!安心して読めたし、それに面白かった。2012/06/14
珂音
10
ロード・ジョン・グレイですが、ジェイミーです!って、なんの事やらですね(笑)アウトランダーシリーズで作者のお気に入りジョン・グレイを主人公に彼の父親の死の真相に迫る愛の物語・・・これも日本語としてどーよ! ジェイミーの出番が意外と多くて、私は嬉しかったゾ2010/07/30
tsubomi
8
2016.07.04-07.14:「アウトランダー」シリーズ外伝2冊目。死んだ父親の日記が盗まれていて、その日記の切れ端が送りつけられてきたのをきっかけにジャコバイトとそれを支援するフランス王室、そしてヨーロッパを舞台にした戦争に巻き込まれるジョン・グレイ。ジョン目線で世界を見ているから、魅力的な男性がたくさん登場するんですね。イングランドで厩番をしているときのジェイミーも登場してきて、本編のあのエピソードの裏でこんなことが!と嬉しい驚き。それにしても、パーシーが不憫。私の弟なら可愛がってあげるのに!2016/07/14
黒崎ディートリッヒ
7
1758年イギリス。ロード・ジョン・グレイは、兄の執務室にある机に置かれていた書類を見て愕然とした。その書類は、亡き父が遺した日記だったのだ。母によれば、その日記は焼き捨てられたはずだったのだが・・・・。 ヒストリカル・ロマンス『アウトランダー』の派生作品。(でもロマンス要素は少なめ)なジョン・グレイシリーズ2巻。確かにジェイミーと違ってジョン・グレイは、巻き込まれ型な主人公ですね。彼が意図せぬままに、周りで事件が起こってしまうので。 後作品が巻を増すたびに分厚さも増すのは、ガバルトン先生の作風なのでは?2015/02/18
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