ヴィレッジブックス
潮騒の城に閉ざされて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 535p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784863322356
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

革命の嵐が吹き荒れる1792年フランス。パリを訪れていた若きイギリス人公爵カムは、“九月虐殺”のさなか、フランス人の継母と幼い妹をむごたらしく殺される。九死に一生を得た彼は、あの日やはり処刑を免れた一人の少女を忘れられずにいた。輝く金色の髪にエメラルドのような緑の瞳―彼女、ガブリエルは、虐撮の扇動者とも言えるある男の孫だった。あれから11年、復讐を胸に仇敵を追いつづけてきたカムは、美しく成長したガブリエルをさらい、コーンウォールの崖にたつ居城に幽閉する。だが、復讐という名の赤い糸は、いつしか心焦がす情熱へと姿を変え…。19世紀初頭の英仏を舞台に贈る感動のロマンス。

著者等紹介

ソーントン,エリザベス[ソーントン,エリザベス][Thornton,Elizabeth]
スコットランド出身。故郷アバディーンで保育園の教師を務めたのち、夫と三人の息子とともにカナダに移住。幼稚園の教員を経て長老派教会の仕事に従事し、1987年に作家としてのキャリアをスタートさせる。以来、数多くのロマンス小説を世に送りだし、Scarlet Angelを含む7作品でRITA(アメリカロマンス作家協会)賞のファイナリストに選ばれる

細田利江子[ホソダリエコ]
佐賀県出身。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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黒崎ディートリッヒ

4
フランス革命只中のパリ。九月虐殺で処刑されそうになるも生き延びた、イギリス人公爵カミーユは、自分と同じく処刑を免れた少女ガブリエルを忘れられずにいた。だが彼女は殺そうとした男の孫。カミーユは敵への復讐のため、ガブリエルを所有する城に閉じ込めるが?! ヒーローの行動は復讐でありながら、かなり一方的なヒロインへの恋情。無理やりなロミオとジュリエット的展開を感じる物語だったけど、時代描写がしっかりしてて面白かった。 ヒロインのガブリエルが男装少女、なのも良かった。あまり設定が生かされてない気がしたけど。2014/08/06

romance_holic

2
エリザベス・ソーントンの初期作品。 この作品は、フランスに革命が吹き荒れるある種の狂気の時代を背景にしていることもあり、激情のロマンスです。 復讐を心に誓い、生きてきたヒーローは、復讐の道具であるヒロインを好きになるわけになどいかなかったのです。それでも心はどうにもならなくて・・・。ヒロインに惹かれるほど、復讐の糸に自らからまっていくヒーロー。ドラマチックな展開と熱いロマンスは読み応えたっぷりでした☆2010/06/09

まめもち

2
歴史小説的な色合いが強かった。暴動で継母と妹を殺され、自分だけが生き残り復讐を誓うカム。身内だけを助けたマスカロンの孫娘ガブリエルを復讐の駒として誘拐、監禁するんだが、愛人同居させて話し相手にするのはないわ。この女感じ悪いし。後々トラブル起こすし。政敵の策略で結婚せざるわ得ない状況になってもすぐ観念しない強情カップル。結局ミイラ取りがミイラになっちゃったパターン。ヒーローの政治活動より2人のやり取りがもっと読みたかった。2017/06/20

kokorika

1
史実にそっているので結構つらい場面から始まるが、お話しはしっかりしていて面白かった。私的には愛人問題絡みの態度がちょっと許せないので、ヒーローがあまり好ましくなかった。ヒロインは暴動を生き抜いたあとも逃亡生活が続き、大変な日々を送ってきたにも関わらず、とても気概があったよかった。2015/03/05

nayui

1
★★★★☆2010/07/06

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