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内容説明
春四月、夜のしじまを破る一発の銃声。ついにあの有名な戦いの火蓋が切られたのだ。ベッドで身を寄せ合うブリアナとロジャーは、自分たちの時代より二百年も前に起きた歴史的事件を、今まさに肌で感じていた。ジェイミーたちはできうる手を打ち、この戦いに備えてきた。いよいよ始まる―が、悪魔は意外なところから現れた。ある日、母屋にクリスティー一家が姿を見せた。マルヴァが妊娠したというのだ。そして、マルヴァの口から出た言葉はクレアを打ちのめし、正気を失わせるに充分だった。やがて最悪の事態が…新たなる事件、これまでの数々の謎が明かされる、急転直下の怒涛の展開、シリーズ第6弾ついに完結。
著者等紹介
ガバルドン,ダイアナ[ガバルドン,ダイアナ][Gabaldon,Diana]
アリゾナ州に生まれ育ち、現在も家族とともに住んでいる。動物学で学士号、海洋生活学で修士号、行動生態学で博士号を取得、大学教授として長年教鞭をとる
加藤洋子[カトウヨウコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
48
【再読】嵐のような物語に陶然と身を任せつつも、敬愛するガバルドン先生には誠に申し訳ないがもはや心情はジェイミーがいるだけで「それだけでうれしい」(©︎ヤノアキコさん)状態。2018/04/15
こばまり
37
今回も呑まれ揺さぶられ揉みくちゃにされ、しばし呆然とした後スッキリとしていることに気付き、あたかも洗濯機に入ったかの如くです。悲しいこと辛いこともたくさん。クスッと笑わせじんわり胸が熱くなることしばし。嗚呼、本を読むとは素晴らしき哉。ジェイミーは永遠のヒーローです。2015/04/13
veri
13
読んだ…読んだった…!久しぶりの激しい起伏で少し息切れ酸欠状態に。失くすまでは失くすことを恐れて身動きがとれないもので。過ぎてしまえば進むしかなく。気持ちにゆとりの無い今読むべきではないかもなーと思いつつも読めてよかった。アウトランダーは読むたびに何か与えてくれるような気がするのです。本棚の振り分けがヒストリカルロマンスになってはいるんだけど違うな。アウトランダー本棚つくるべきかな。2014/11/18
いっちん
7
【アウトランダー20作目】分厚くてずっしりした本に読めるか不安を覚えたのも束の間。ぐいぐい引き込まれてあっという間に読了。次で最後だからなのか今まで謎だった事が少しずつ明らかになっていく。2015/11/19
tsubomi
6
2015.03.02-03.10:分厚い巻だけど、それでも多くの登場人物にここに来て新事実や新たな試練が発生し、ちょっと詰め込みすぎな印象。略奪、拉致、監禁、奴隷売買、不倫、近親相姦、殺人、密告、疑心暗鬼、などなどが次から次へと起こり、今まで信じていた人が裏切ったり傷つけ合ったり・・・出会いがあれば別れがあり。時空を旅することに関しては、そんなことが主題だったことを忘れてしまうほど遅々として進展しなかったのに、なぜかこの巻では一気に進展。ブリアナの最終選択、クレアたちを待ち受ける運命にドキドキしました。2015/03/10