内容説明
文とイラストで綴る、喜怒哀楽の113話。ちょっとユニーク、不思議な本の劇場。
目次
奥の島
かばかばかばか
座布団レース
犬三匹・ミス林檎
タライデ行水
畳を浮かべて
空を切り取る
シルクハット
空き缶に歌つめて
モップ〔ほか〕
著者等紹介
戌井昭人[イヌイアキト]
1971年10月22日、東京生まれ。パフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を主宰し、台本、出演など行う。数分間の寸劇、踊り、パフォーマンス約数十演目を、ノンジャンルの音楽で繋ぐ独特なスタイルが注目されている
多田玲子[タダレイコ]
1976年11月10日、福岡県生まれ、東京育ち。カラフルな色彩と珍妙なモチーフ選択で知られるイラストレーター、美術作家。多数の装画、雑誌、アルバムジャケット、ファッションブランド等の仕事を国内外問わず手がけている。ドラムと歌だけの2人組パンクバンド「Kiiiiii」のドラマーであり「Lakin’the Kiiiiii」の名前でも活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
昼と夜
19
本読まない期間真っ只中です。読みたい本ばかり溜まっていきます。私に必要なのはぬるさだ!だらだら出来るユルさが必要だ!とリハビリ代わりに手にとったのは相変わらずの戌井本。ぬるいです、ベストオブユルブック堂々1位です。そんなユルさをここで一つご紹介しましょう。『-タンバリン-タンバリンを買ってきまーす。そう言って飛び出してから、もう何年もアイツは帰ってきません。』2014/04/30
プル
16
ゆる〜い本です。読んで為になるような事はありません。文字数は少ないので、読み切ろうと思えば早く読めますが、それでは勿体無い本です。快眠特急と脳みそ工場はお気に入りです2015/06/12
yukalalami
15
ぬるく、ゆるく、たまにブラックで、おかしさもある。イラストとともに描かれた手書きの一言も好き。お気に入りは 「頭が味噌工場になってしまった。何も考えられなくなってしまった。とても幸せになってしまった。」 切なさと幸福がいっぺんに来ます。みなさんもぜひ!2014/08/18
ひねもすのたり
8
本の見開き右側に戌井さんの短い文章。左側に多田玲子さんのヘタウマ調のイラスト。はっきり言って毒にも薬にもならないくだらない内容なので、常々「時間がなくて本が読めない」とつぶやいている方にとって本書を読むのは時間とお金の無駄以外のなにものでもありません。しかし、そもそもネットにアクセスする暇もないぐらいに忙しくて、10頁の短篇を読む集中力もないギリギリの状態にまで追い詰められている方なら本書の面白さを理解できるのではないかと思います。 それを踏まえるなら本書は脱力系戌井文学の真骨頂と言えるかもしれません。2014/04/05
クレソン
4
よく分からない。けど作った2人は楽しかったんだろうなあと思います。交換日記みたい。うらやましい気持ち。2011/01/13