内容説明
そなたは数奇な運命にみちびかれ、南の地へおもむくであろう…ふたたび帝国の攻撃にさらされたアイスマーク。女王シリンが民をたくしたのは、病弱な末の王子シャルルマーニュだった。灼熱の砂漠をこえる旅に王子は発つ。きっと援軍を引きつれてもどると心に誓って…シリンへの復讐に燃える将軍スキピオ。父ゆずりの力をもちながら、心に闇をかかえる王女メディア。二世代にわたる戦いのゆくえは―。
著者等紹介
ヒル，スチュアート［ヒル，スチュアート］［Ｈｉｌｌ，Ｓｔｕａｒｔ］
イングランド中部のレスターに生まれる。自動車整備工、墓地の庭師、考古学の研究員などの仕事につく。デビュー作となる『アイスマーク』の第１作は書店員として働きながら書きあげた
金原瑞人［カネハラミズヒト］
翻訳家。法政大学教授
中村浩美［ナカムラヒロミ］
翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
18
前作のヒロインが堂々たる女王に。いろんな国を出してくる作者。そういうのが好きなんですね。これで終わりなのかな？2019/01/25
みか
10
表紙の少年に、はてシリンは一人っ子のはずだがこの赤毛…と思っていたらまさかの20年後。しかも５人兄弟の末っ子。ネガティブ思想の虚弱児が成長し、引きこもりの厨二（姉）の野望ををうち倒す物語。しかし本当に怖いのは魔女の父でした。このところ、もうちょっとページを割いて欲しかったな。しかし、ウィ－ズリー家もそうだけど、双子って底抜けに陽気で底なしのお莫迦が基本なのね。そしてどちらかが負けてしまう。不死の妃も一人になってしまったけど、彼女の孤独を思うとちょっと切ない。ところで岩トロールは活躍したんだろうか、結局。2014/12/26
ぱでぃんとんⅡ
4
主人公よりも、メディアが気になって仕方なかった…。改心してほしかったけど、あれだけのことをやってしまっているし、しなくて良かったんだろうな。とにかく、ラスト近くになってからの戦闘シーンに目が離せませんでした！読み終えた後、「血を！砲火を！炎を！」が頭をしばらく流れてました～。相変わらずサラマン可愛かったし、面白かった！2010/03/06
りゅーね
2
個人的に１よりもストーリーが好きでした！成長したシリンとオスカン、その子どもたちや同盟の仲間たちの話が前作よりもより楽しく感じました。前半の辛い戦いからの逆転劇が前作同様面白かったです。なんとなく読まずにいたのが持ったいなかった……。2014/03/12
チョコ大福
2
面白かった。前巻のコメントに｢都合が良すぎる｣って書いたけど、今回は都合が良すぎる事もなく、ヴァンパイアもウルフの事もきちんと書いてあって楽しめました。どんな事にも犠牲がつきもので、今回は亡くなった人もいて辛かったです。でも、私が甘ちゃんなのかもしれないけど、メディアの事をあっさりと切り捨てたのには驚きました。最後には彼女も改心すると思ったので。この本は厚かったなぁ。腕が痛くなっちゃった。2010/01/13
