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内容説明
夜更けのガソリンスタンドで起きた十代の少女の殺害事件。偶然現場に居合わせた事件記者のテッサは、銃撃の直前に少女の目に浮かんでいた恐怖とスペイン語で発せられた悲痛な叫びが忘れられず、事件の背後に潜む闇を調査しはじめる。一方、未成年の人身売買組織を追うFBIの覆面捜査官ジュリアンは、殺された少女が組織にいたと知り、記事を書かないようテッサに警告する。危険で謎めいた男ジュリアンに反発を覚えながらもテッサはいつしかその存在に心乱されてゆくが、彼との距離が狭まり真相に迫るにつれ、見えざる魔手が忍び寄り…。デンバーの新聞社を舞台に贈る絶賛シリーズ第2弾。
著者等紹介
クレア,パメラ[クレア,パメラ][Clare,Pamela]
15歳のときにキャスリーン・ウッディウィスの作品“The Flame and the Flower”(邦題『炎と花』ヴィレッジブックス)と出会い、ロマンス小説の魅力に目覚める。大学でラテン語やギリシャ語、古代史などを学んだのち考古学の修士課程に進むものの、作家になる夢を叶えるため、大学院をドロップアウトして新聞記者に転身。以来、事件記者として活躍する。2003年にヒストリカル・ロマンス“Sweet Rellease”で念願の作家デビューを果たす
中西和美[ナカニシカズミ]
横浜市生まれ。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アン
39
<Iチームシリーズ>2作目。面白くて一気読み。でもテッサにイラっとする事多々あり。目の前で少女が殺されるのを目撃しちゃったから記者魂と義務感で調べ上げていくんですけど、危機感なさすぎ。強い女を装うテッサだけど、その裏には過去のトラウマを乗り越えようとする事があるから嫌いなヒロインではないけど頑固過ぎ~!もう少し相手を信用して頼っても良いんじゃない?ダークなジュリアンのテッサに対しての行動が可愛い。人身売買と言う深刻なテーマでしたが、それだけでなくちゃんとロマンスがあったので重い気持ちにならずに読了。2016/08/26
たまきら
22
極貧の家庭から自分の力で抜け出し、事件記者として活躍している美女が主人公です。そんな彼女が少女が射殺される現場を目撃。義憤に駆られ記事を書くも自分や潜入捜査をしている男性を脅かし…というような流れ。父が事件記者をしていた時は、成田空港建設反対の現場で地下に反対派の人とこもってたとか、銚子では海難事故で行方不明のだんなさんの写真をもらいに行って奥さんに出刃包丁で追いかけられた話とか、結構すごかったなあ。著者も危険な目にあっているそうで、リアルな部分がたくさんあって面白かった。次回も早く読みたいな。2016/09/13
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
19
事件記者2作目も面白くて一気に読んだ。今回のヒーローは暗い過去を持つワイルドな男性。これまたステキ(☆∀☆) そして後半、ヒロインとその母親のシーンでウルウル(ToT) あとなんと言っても、今回チョイ役の1作目のヒーローが、またまたキュンキュンさせてくれた。惚れ直したわ~(☆∀☆)2017/01/03
bibi
16
シリーズ2作目!前作と違い、今作は出だしが重たく、コミカルさが少ない。その代わり裏切者は誰なんだ?アレクセイはどう出る?テッサにどんな災いが?とそちらがかなり気になった作品。ジュリアンとテッサのロマンスの行方は心配してなかったけど・・^^;このシリーズは、ヒロインが肝が座ってるというか?記者だからかいざとなると強い!結局、アレクセイは倒したのはテッサだったの?前作もだけど、エピローグが良いのよのよねぇ〜特に今回は、その柔らかさが心地良かった。3作目、4作目となる頃には、ベイビー誕生してるのかな?2017/01/20
eko
16
Iチーム2作目テッサ。ジュリアンダルカンジェロ、反則。かっこよすぎるw 革ジャンに革パンにポニーテール...キメキメだけどエスプレッソマシンとかプレゼントしてくれて♡俺に何をしたんだ?って私も言われたいw命がけで守ってもらいたい!ダークでワイルドかと思えばIチームガールズにも優しくユーモア溢れる神対応。このシリーズはどのヒーローも少しずつ、がっちり、ツボを押さえてくれて、ロマンスとサスペンス両方しっかり楽しめる。新作出たらすぐに買いますからどうか5作目以降も翻訳されますように!2016/11/22