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内容説明
どしゃぶりの雨が降る真夜中の森で、彼女は忽然と姿を消した―元FBI犯罪心理捜査官クインシーは、妻レイニーが行方不明との報を受け、現場に駆けつけた。妻の無事を願うクインシーのもとに、やがて誘拐犯から身代金の要求が入る。レイニーは強烈な副作用のある薬を服用しており、すぐに救出しないと命が危ない。焦る捜査陣をあざ笑うかのように、レイニーと関わりのある少年も誘拐される。犯人の目的は?ふたりはどこに?必死の追跡をよそに、犯人は捜査陣を翻弄しつづける。いっぽう、監禁されているレイニーも、不屈の闘志で脱出を試みていたが…。息もつかせぬラブ・サスペンス。
著者等紹介
ガードナー,リサ[ガードナー,リサ][Gardner,Lisa]
1993年ペンシルヴェニア大学卒業。在学中からアリシア・スコット名義でロマンス小説を書き始め、数々のロマンス小説の賞を受賞。1998年、リサ・ガードナーと名前を変え、『素顔は見せないで』(ヴィレッジブックス)でメジャーデビューを果たした。その後も次々に作品を発表しつづけており、出せば必ず主要各誌のベストセラーリストに名を連ねるヒットメーカーである。現在はニュー・イングランド在住
前野律[マエノリツ]
1941年生まれ。国際基督教大学卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
84
タイトルはロマンス小説そのものですが、内容はかなりハードサスペンスでした。行方不明になった妻、それを探す夫。捜査陣の焦りをよそにあざ笑うように存在する犯人が印象的です。監禁されていても芯を失わない妻の姿も凛としていて、不屈の精神を伺えました。愛しい人を見つけられるか、犯人の狙いは何かドキドキさせられます。それだけに犯人の行動が現実的ではないのにちょっと冷めてしまいました。2017/08/23
あっちゃん
21
棺の女がかなり良かったので!ラブサスペンスという事だけど、どう考えてもガチのミステリー!ラブの部分はちょっとワカランかったなぁ(笑)まぁ、求めていたのは煽られるような緊迫感のあるミステリーだったので、コレで私的には正解(  ̄▽ ̄)それにしても、監禁もの好きな作者ね!2019/07/16
harutamano
10
のっけからレイニーのメンタルがやばい。過去から立ち直ってるように見えたけど、その実ぐらんぐらんだったのだな。彼女の失踪からクインシーが事件につっこんでって地元警察とバディで動くのがよい。そこにキンバリーとマック!キター!最後までキリキリ舞いだよ!! 保安官シェリー・アトキンスが印象的。元保安官ルークは大丈夫なんか…スピンオフとかあるんか…2023/10/03
ニ詩子
2
タイトルがロマンス小説なんだが、内容はかなりハード。犯人が現実的じゃなかったのが残念。2015/05/01
こえん
2
いろいろ辛いことがあったレイニーが幸せになれるといいのに~と思ってたら、とんでもないことになっててびっくり。クインシーと別居した上に誘拐されちゃうし…どうなることかとハラハラし通しだった。お話は脇役も展開もしっかりしてて読み応えあった。2009/08/27