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内容説明
休暇で北京を訪れたアメリカ人女性デラは、骨董市で一人の老女から奇妙なからくり箱を買う。貴石で彩られたその箱には、檻に捕らわれた美しい虎の姿が描かれていた。だが箱を開けた瞬間、デラはわが目を疑うこととなる。「俺に何を命じる?」―突如そう言って目の前に現れたのは、2メートルを超す逞しい体に古代の太刀を差した男。彼はハリと名乗り、自分は二千年前に不死の呪いとともに箱に囚われた奴隷で、デラに召還されたのだと告げる。にわかには信じがたくとも、デラはハリに不思議な絆を覚える。なぜなら、彼女にも決して人には明かせない秘密の“力”があったから…。
著者等紹介
リュウ,マージョリー・M.[リュウ,マージョリーM.][Liu,Marjorie M.]
大学で東アジアの言語・文化を学んだのち、ロースクールへと進学。2003年に卒業すると、法曹界よりも作家への道を選び、2005年に『虎の瞳がきらめく夜』(原題:Tiger Eye)でデビュー。同年「Romantic Times」誌が選ぶベストパラノーマル・ロマンス賞を受賞し、一躍注目を集める
松井里弥[マツイサトミ]
東京都在住。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
17
寅年なので再読したという読み友さん。私も再読。虎に姿を変える事ができる男性。超能力を持つヒロイン。暖かい毛皮にくるまれて眠るヒロインが羨ましい。寒いものね。あと何作か読んでたみたいだけど自宅になかった・・寂しい2022/01/12
たみ
14
不思議系恋愛小説シリーズ1巻目。主人公の女性が不思議な小箱を入手、小箱からドロンとハンサムさんが現れて以下省略。呪いとか超能力がバンバン出てくるので食い気味に読まないと遠い目になります。しかしこの本にはなんとニャンコが!しましまのネコ(科動物)が出るのです!いやぁ良いですよね、獣! 小説に出てくる言葉「シェイプシフター」にピッタリくる日本語ってないのかなあ、変身人間じゃ妖怪人間みたいでダメかなあ。シリーズの伏線(宣伝)にしても後半の人物が多すぎる気が…あと呪いの仕組みが理解できません…再読なのにorz2016/03/03
ばん
8
ダーク&スティールシリーズその1。箱を開けたらあら不思議!そこには身長2メートルもある男が!呪いをかけられ2千年もの間持ち主の奴隷としてあらゆる悪事をさせられ、それ以外の時は箱の中で独り過ごしてきたヒーロー。最初はヒロインにも心を開かないけどあっという間にメロメロになります。文字通り体を張ってヒロインを守る。シリーズ1作目なので気になる脇キャラも多くて他の作品も読みたくなった。ちなみにヒーローは虎の命をもつシェイプシフター。もふもふした~い。 2017/04/10
romance_holic
7
虎シフターロマンス♪ 寅年なので久しぶりに再読しましたが、やっぱり面白い! 1巻ではヒロインの目を通してこの(作品)世界はこんな風に見えるのだろうとおもっていると、このあと数冊翻訳され、それは更にもっと大きな世界のなかの小さな世界だったのかと、これからの展開に前のめりになったところで翻訳が止まってしまい、残念なシリーズのひとつ。2022/01/08
romance_holic
6
ヒーローは2000歳の虎シフター。魅了されました!!! 呪われて、壮絶な過去があるため、ヒロインの優しさを疑いつつも、心は素直に反応し、気持ちを返していきます。ヒロインも守られるだけではない男前な性格。 ある日市場で古いからくり箱を老女に売ってもらったことから運命が動き始めます。 この作品がデビュー作というのが信じられない。作者のなかでは、1作目の段階でこの世界観はかなり完成されていたのでしょうね。洋書では9作目まで続いているそうなので、ぜひ順調に翻訳されて欲しいです。 2009/05/31
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