ヴィレッジブックス
レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 469p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784863321069
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

美しい妻エイプリル、かわいらしい娘と息子、郊外にあるマイホーム―。大企業の一員としてニューヨークの街で「死ぬほど退屈な仕事」につきながらも、そのすべてに囲まれて、フランクの人生は順調だった。だが30歳が目前に迫ったとき、妻の思い切った行動がきっかけで、理想の生活にひびが入ってしまう。その瞬間から色あせていく幸せな日常。もっと自由な暮らしを夢見ていたはずではなかったか?夫以上に不本意な毎日を過ごし、苦しんでいたエイプリルは、ある提案をするのだが…。人生で出会ういくつもの真実の瞬間を鋭く切り取った、世代を超える大ベストセラー。

著者等紹介

イエーツ,リチャード[イエーツ,リチャード][Yates,Richard]
1926年アメリカ・ニューヨーク生まれ。第二次世界大戦に従軍後、ジャーナリスト兼フリーライターとして活躍、ロバート・ケネディ上院議員のスピーチ・ライターなどもつとめた。1961年『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』で小説家としてデビュー、いきなり全米図書賞の最終候補に残る快挙を成し遂げる。その後、コロンビア大学やボストン大学で教鞭をとりながら8作の小説を発表した。1992年没

村松潔[ムラマツキヨシ]
1946年東京生まれ。国際基督教大学卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もりたのちゃんさえ

1
我が家は今年の夏からカナダに家族で移住する、理由は人生が停滞してきたなあと思ったからだ。読んだ方は理解してくれるかと思うが、非常に「ソワソワする」小説であった。登場人物が、まさに、人生の停滞を打破するために海外移住を目論む小説なのだ。 「一人目の子供が間違いではなかったということを証明するために二人目を産む」とかのエッジなワードが散りばめられ、「こんなはずじゃなかった」系夫婦がどんどん破滅に向かっていく。1961年発表の本なんて信じられない。2019/06/20

しょうご

1
既に他界された著者イエーツ、上手いですね。まず、状況描写が絶品。擬人・比喩が作家になるには備えておかなければならぬセンスを具備しており上品に上手い。そして、男と女の会話の絶妙。男がこうしかけると、女はほぼ十中八九、このような言葉で切り返し、一刺す。または、男はそのように思っていない発言であっても、女の思考回路ではこう解釈する。男女間には性差が無くなることがない限り、避けては通れぬ深くて暗い河があるのである。経験則的に思考パターン、思考回路に限りなく共感してしまうのである。2015/09/23

Mayuko

0
翻訳が自然でよかった、「スポイト」と「やっこさん」を除いて。「やっこさん」ていつの時代の言葉なんだろう?あえて訳す必要はない呼びかけだと思うんだけど。映画を観るかどうかは…たぶんみないとおもう。2011/03/22

のんちゃん’

0
★☆☆理不尽な夫婦生活。理不尽な人生。なぜそんな最後になるんだか。後ろ向きでこわい小説。好きじゃない。2010/10/29

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