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内容説明
「心神喪失につき、無罪を申し立てる」―被告側の思いもよらぬ主張に、ジュリアら検察側は色めきたった。確かにデヴィッドが犯行当時、心神喪失状態であった可能性はある。しかし、死刑を求刑されている彼が、罪を逃れんとして狡猾にも病をよそおっているとしたら?だが、ジュリアはそこに、別のものを見ていた。この事件は彼女の心の奥底に隠されていたパンドラの箱を開けてしまったのだ―。遠い昔のおぞましい記憶が甦るたび、ジュリアのデヴィッドへの疑いはぐらついてゆく。犯罪者とそれを追う者の、真実をめぐる闘いはしだいに加熱してゆくが…。緊迫感あふれるこの裁判の評決は―。
著者等紹介
ホフマン,ジリアン[ホフマン,ジリアン][Hoffman,Jilliane]
アメリカ、ロングアイランド育ち。セント・ジョンズ大学ロースクール在学中からクイーンズやブルックリンの検事局で検察官としての修業を積み、卒業後はフロリダ州マイアミの検事局で検事補となり、犯罪者引渡/法務課と家庭内暴力課で重罪担当検察官として活躍。その後フロリダの法執行局に移り、地域法務アドバイザーとして麻薬、殺人、組織犯罪などの複雑な犯罪捜査にあたる特別捜査官に刑事、民事両面で法的助言を与える一方、ジャンニ・ヴェルサーチを射殺した連続殺人犯アンドリュー・クナナンの事件もFBIやCIAとともに調査にあたった。2001年、法執行局を辞職し、夫と2人の子どもとともにフロリダ州フォート・ローダーデイルに住みながら執筆に専念。2004年、最初の小説『報復』(ヴィレッジブックス)でデビュー、世界中でベストセラーとなる
吉田利子[ヨシダトシコ]
埼玉県生まれ。東京教育大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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