親の家を片づけながら ふたりが遺したラブレター

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  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863320918
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0097

内容説明

3年間の長き春。離れ離れの日常。若き父と母は、戦争と病という手ごわい敵と手紙を通じて共に闘い、愛を育んでいく。その日々は、戦争時代にまさるほど、波乱に満ちていた…。交わされた何百通というその手紙は、存命中には語られることのなかったふたりの想いを、残された家族に届けてくれた―。

目次

1 親の家を片づけながら
2 出会い
3 警報
4 一九四七年の春
5 ピエップスとパップス
6 消えた手紙失われた手紙
7 結婚通知

著者等紹介

フレム,リディア[フレム,リディア][Flem,Lydia]
フロイト研究で知られる精神分析学者。ベルギーのブリュッセル在住のフランス人

友重山桃[トモシゲユラ]
東京大学経済学部卒。1歳から高校卒業までパリで過ごす。経済から精神医療、美術まで、さまざまな分野のフランス語・英語の通訳と翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ルナティック

4
再読。初読時は、一種のホロコーストものとして読んだが、今回は、親を失った子の悲痛を読み取った。特に最初の「荒れ狂う心」は、まさに私!「・・・自分の後ろから見守ってくれる人は誰もいなくなる。よりどころを失った背中は薄ら寒く、その寒さに震えながら喪失というももを深く感じることになる・・・」そうなんだよね。後ろが寒くなるのよね。分かるかナァ?もう見守ってくれる人がいないんだよ。後ろから。それがね、寒くて悲しいのよ。あ~、今書いていても涙が流れる・・・親を失うって・・・もう私は「子供」じゃないってこと。悲しいがね2015/10/07

takao

2
ふむ2023/12/25

本の虫

0
メールとか電話とかで簡単に連絡が取れてしまう現代だけども、この本読んでやっぱ手紙はいいなあーと思った。それと同時に愛の素晴らしさも改めて感じた。2012/12/06

buttercream5

0
「親の死」という悲しみ。それと引き換えに、生前には決して知り得ることのなかった「自分の原点」を垣間見ることの出来るもの…。これはもしや我が子への最高の贈り物!?2010/01/13

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