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内容説明
このままでは全滅だ―1912年8月28日、聖アンナ号は23名の乗務員を乗せ、過去一度しか成し遂げられていない北東航路横断の栄誉を狙うため、ロシア・サンクトペテルブルクを出航した。しかし出発から2ヶ月たらずで、聖アンナ号はカラ海の浮氷に閉じ込められてしまう。航海士アルバーノフは同志を集め、北極からの脱出計画を実行に移すが、食料は刻々と減っていく。そして、生き延びようともがく彼らの前には、さらなる過酷な運命が待ち受けていた!永き時を超えてよみがえった、ある航海士の壮絶なるサバイバルの記録。
目次
聖アンナ号をあとにした理由
脱出行の準備
船上で過ごす最後の半日
極氷を越えて
船乗りバイエフの死、深まる落胆、進む衰弱
南へ流される
おーい、陸だぞ!
アレキサンドラ・ランド
フローラ岬へ、運命の旅
フローラ岬、ジャクソン・キャンプ
フローラ岬での越冬準備
船だぞー!
フランツ・ヨセフ諸島をあとにして
著者等紹介
アルバーノフ,ヴァレリアン[アルバーノフ,ヴァレリアン][Albanov,Valerian]
1881年、ロシアのヴォロネジに生まれる。1904年、サンクトペテルブルク海軍学校を卒業。1912年、北東航路の通過を狙い聖アンナ号に乗船し、カラ海の浮氷に閉じ込められるが、2年後に生還を果たす。脱出行の最中に書いていた日記を元にして『凍える海』を書き上げた。出版から2年後の1919年に亡くなった
海津正彦[カイツマサヒコ]
1945年、東京・八王子に生まれる。早稲田大学政経学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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youyou88
星落秋風五丈原
tan_keikei
tai65
うたまる