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内容説明
世界各国で民衆にとって激動の年であった1968年、ベトナムでは最悪の戦死者を出し、キング牧師もロバート・ケネディも暗殺され、プラハの春は踏みにじられた。英雄カストロと社会主義を選んだキューバ、メキシコシティの大虐殺…。そしてその一年を象徴的にしめくくるかのように、年の終わりにはアプロが月に到達する。手に石を持ち、バリケードを築いた学生たちは、そのとき何を見つめていたのだろうか。独自の視点で、世界のうねりを鋭くえぐり、臨場感あふれる筆致で1968年を再構築する構想十年、当時20歳だった著者の時代への熱い思いを感じされる渾身の一作。
目次
第2部 プラハの春(承前)(ムッシュ、あなたは腐ってます;いるべき場所)
第3部 オリンピックの夏(いるべきではない場所;復活劇の真実;ストックヤードの悪夢;プラハの悲哀;ひきつった微笑みはいらない;アステカの迷宮)
第4部 アメリカ、選択の秋(ニクソンを選んだ人々;幕引きと希望)
一九六八年、日本では…
著者等紹介
カーランスキー,マーク[カーランスキー,マーク][Kurlansky,Mark]
1948年生まれ。アメリカを代表する知識人のひとり。NYタイムズ・ベストセラーリストの常連であり、ノンフィクションを中心に活躍する。アメリカでベストセラーとなった『鱈:世界を変えた魚の歴史』(池央耿訳:飛鳥新社)や、『「塩」の世界史:歴史を動かした、小さな粒』(山本光伸訳:扶桑社)など、シャープな歴史解釈と独自の視点には定評がある。コラムニストとしても高い評価を得ており、ヘラルド・トリビューン、シカゴ・トリビューン、ハーパーズ、NYタイムズマガジンなど多くの新聞雑誌に記事を書いている。ニューヨーク在住
越智道雄[オチミチオ]
1936年生まれ。アメリカ文学、アメリカの社会・民族性をテーマとして研究している
来住道子[キシュミチコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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