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ヴィレッジブックス
1968―世界が揺れた年〈後編〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784863320161
  • NDC分類 209.75
  • Cコード C0197

内容説明

世界各国で民衆にとって激動の年であった1968年、ベトナムでは最悪の戦死者を出し、キング牧師もロバート・ケネディも暗殺され、プラハの春は踏みにじられた。英雄カストロと社会主義を選んだキューバ、メキシコシティの大虐殺…。そしてその一年を象徴的にしめくくるかのように、年の終わりにはアプロが月に到達する。手に石を持ち、バリケードを築いた学生たちは、そのとき何を見つめていたのだろうか。独自の視点で、世界のうねりを鋭くえぐり、臨場感あふれる筆致で1968年を再構築する構想十年、当時20歳だった著者の時代への熱い思いを感じされる渾身の一作。

目次

第2部 プラハの春(承前)(ムッシュ、あなたは腐ってます;いるべき場所)
第3部 オリンピックの夏(いるべきではない場所;復活劇の真実;ストックヤードの悪夢;プラハの悲哀;ひきつった微笑みはいらない;アステカの迷宮)
第4部 アメリカ、選択の秋(ニクソンを選んだ人々;幕引きと希望)
一九六八年、日本では…

著者等紹介

カーランスキー,マーク[カーランスキー,マーク][Kurlansky,Mark]
1948年生まれ。アメリカを代表する知識人のひとり。NYタイムズ・ベストセラーリストの常連であり、ノンフィクションを中心に活躍する。アメリカでベストセラーとなった『鱈:世界を変えた魚の歴史』(池央耿訳:飛鳥新社)や、『「塩」の世界史:歴史を動かした、小さな粒』(山本光伸訳:扶桑社)など、シャープな歴史解釈と独自の視点には定評がある。コラムニストとしても高い評価を得ており、ヘラルド・トリビューン、シカゴ・トリビューン、ハーパーズ、NYタイムズマガジンなど多くの新聞雑誌に記事を書いている。ニューヨーク在住

越智道雄[オチミチオ]
1936年生まれ。アメリカ文学、アメリカの社会・民族性をテーマとして研究している

来住道子[キシュミチコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shin

3
会社の至る所で『1968年から来た人々』が出す(良くも悪くも)大きな存在感は何なんだろう、と以前から思っていたのだが、この本を読んで、その時代に青春時代を送ったら、世の中がそういう風に見えるようになるかもな、というのが何となく味わえたような気がする。『何かを変えようとしたエネルギー』の大きさのわりに、何がしたかったのかはよくわからない、でも良い思い出になっている、という感じが、現在もなおその世代が醸しだす空気感と重なりあう気がする、と言ったら怒られるかな。2011/06/29

kog

1
『1968年という年で感動させられるのは、世界中の大勢の人々が世界の多くの間違いに対して沈黙するのを拒否したことだ。』  「存在の耐えざる軽さ」で”プラハの春”の空気感を得たい動機で拾い読み。2011/01/24

KazutakaUNO

0
1968年には生まれていなかった自分が、1968年の世界的躍動を知る事ができる貴重な一冊。2008/06/26

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