内容説明
私たちの近代は、どのように始まったのか。勝者のつまずき、敗者の無念は今、生かされているのか。歴史の現場を歩き、今と過去をつなげる「残り火」に目を凝らした出色の「維新史ルポ」。中国新聞の好評連載を加筆・再構成。
目次
第1章 グローバリゼーション(下田踏海と華夷思想 吉田松陰;黒船の日本人 サム・パッチこと仙太郎 ほか)
第2章 ナショナリズムとテロリズム(横議のリベラル 阿部正弘の挙;対外危機と真宗説法 僧月性 ほか)
第3章 敗者の系譜(悲運の奇兵隊総督 赤禰武人;幕長戦争一 浜田藩から鶴田藩へ ほか)
第4章 近代の原風景(変遷する勤王 頼山陽という鏡;武士に引導を渡した男 大村益次郎 ほか)
著者等紹介
山城滋[ヤマシロシゲル]
1952年、山口県生まれ。中国新聞社の本社(広島)と支社局で自治、農山村、漁業などの問題を追う。防長本社代表、編集局長、備後本社代表を経て2017年から特別編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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