内容説明
「銀河鉄道の夜」に導かれて超高齢社会の悲観論を超える。いま、出口の見えない社会を生きてゆくための正しい選択肢はひとつではなく、無数にある。考え方を方向転換すべき時代の中で、介護福祉の近未来像を提示する力作。
目次
序 「銀河鉄道の夜」と私たち―超高齢社会の行方
1 日本の介護福祉は成功か失敗か(介護保険のパラドクス―成功なのに失敗?;介護を超える“介護”はどこにあるか;グローバル資本主義の中の非営利―その意外な可能性)
2 災害と福祉そして非営利の復元力(日本の非営利、アメリカの非営利;災害時における社会福祉法人やNPOの役割は何か)
3 日本の超高齢社会はどこへ向かうか(日本の社会保障を不安定にしているもの;介護保険と非営利はどこへ向かうか;超高齢社会の乗り越え方―エイジズムにどう対抗するか)
結 「千と千尋の神隠し」はどんな解を見つけたか?
著者等紹介
安立清史[アダチキヨシ]
1957年、群馬県生まれ。九州大学・大学院人間環境学研究院・共生社会学講座・教授。専門は、福祉社会学、ボランティア・NPO論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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