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内容説明
「お化け」はアジア独自の財産。ヨーロッパの枠組みでは表現できないアジアの叡智が育んだ怪奇映画、現代文学、美術の豊かさや思想性の深さを語り合う。
目次
1 東アジアに怪奇映画は咲き誇る
2 越境するアジアの現代文化―現状と可能性(ポップカルチャーにおける「アジア・ブーム」の幻想;フィクションとしてのリアリティ―ポスト二〇〇八年の香港における日本文化;大衆文化交流を通じたアジア文化共同体形成の可能性―映画を中心に;変貌する同時代のアジア美術のなかで―福岡という街の可能性)
3 討議 アジアという本質はどこにあるのか
著者等紹介
四方田犬彦[ヨモタイヌヒコ]
映画史家・明治学院大学教授。1953年西宮生まれ。東京大学で宗教学を、同大学院で比較文学を専攻。その後、韓国の建国大学で客員教授を務めて以来、コロンビア大学、ボローニャ大学などで客員研究員を務める。2004年にはテルアヴィヴ大学や、コソヴォ難民によるプリシュティナ大学分校で客員教授を務めた。現在、明治学院大学での専門は映画史。文学、都市、漫画、美術、音楽、料理など広い領域にわたって批評活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。