内容説明
アユ、エツ、スズキ、ドジョウ、ボラ、イイダコなど魚を通じて川から山そして海へと視点が広がる。考古学や地理学の知識も駆使した世界各地の「魚」比較文化論。
目次
1 川―漁師と魚(アユ;コイ ほか)
2 里―農民と魚(フナ;タイワンドジョウ ほか)
3 山里―異境の魚(ヤマタロウガニ;ヤマノカミ ほか)
4 海・川・里・山―魚をめぐる交流(ボラ;イイダコ ほか)
著者等紹介
平川敬治[ヒラカワケイジ]
1955年福岡県生まれ。九州大学教育研究センター、岩田屋コミュニティカレッジ、NHK福岡文化センター講師などを歴任。考古学・地理学・民族学を専攻し、必ず自ら足を運ぶことをモットーに地域の香りのする総合的な比較文化の構築を目指す。主なフィールドは日本を含めた東アジア、西アジア、ヨーロッパで、今日も調査続行中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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メルセ・ひすい
2
15-92 フィッシュ・イーター=日本人! まず、筑後川流域からはじまる文化史… 明確な四季 豊かな生態系 旬という語、認識からの生き様。「ハレ」と「ケ」の世界。大和ビトは旅と人の一生を同化させ、人生を旅にたとえる。川辺は楽しすぎ かわべの雰囲気は広い世界へ水界をとおしてさらにさらに拡がってゆく。ムカシムカシあるところに…アユ、エツ、スズキ、ドジョウ、ボラ、イイダコなどの魚を通じて、視点は川から山、そして海へ。考古学や地理学の知識も駆使した、世界各地の「魚」比較文化論。2011/11/12
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