内容説明
少年時代にその笑顔にふれた判事が、昭和という時代と広田弘毅を語ることで、今に生きる私たちに改めて戦争と平和の意味を問いかける。昭和の少年が見た広田弘毅の素顔。
目次
第1章 三代ばなし(福岡天神町の地主;被爆した裁判所長 ほか)
第2章 広田さんと父(ひとかどの芸能通;内閣総理大臣秘書官 ほか)
第3章 広田さんと私(昭和の子ども;総理大臣の広田さん ほか)
第4章 負けいくさ(空襲警報のサイレン;長崎の家族 ほか)
第5章 司法よさらば(東京を離れる;沖縄からの声を)
著者等紹介
ゆたかはじめ[ユタカハジメ]
本名=石田穣一。1928年東京生まれ。エッセイスト。美ら島沖縄大使。1993年東京高裁長官を定年退官後沖縄に移住。日本経済新聞・毎日新聞・東京新聞などにエッセイを執筆連載。文藝春秋に書いた「鉄道乗り歩きの極意」が日本エッセイストクラブ2005年度ベストエッセイに入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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