内容説明
植村正久における「宗教」と「キリスト教」の関係とは。その福音主義の内実とは。第一次資料に広く当たりながら検証し、考察する。植村の神学を客観的に見つめ直し、その真理契機を継承しつつ、時代的課題をも見きわめ、宣教する教会形成につなげたい。
目次
第一章 宗教論(植村正久における「宗教」の位置づけ;宗教的存在としての人間;「系統神学」第三章「天啓論」について;検討)
第二章 神論(神の定義と属性;三位一体論;創造論;説理論;検討)
第三章 人間論(「系統神学」における人間論;植村正久の罪理解;検討)
第四章 キリスト観(福音主義的キリスト観;「系統神学」におけるキリスト論;キリスト論における論点;検討)
第五章 贖罪論(主たる論説における贖罪理解;「系統神学」における贖罪理解;検討)
結びにかえて―ひとつの問いかけ
著者等紹介
木下裕也[キノシタヒロヤ]
1963年、名古屋市に生まれる。1993年、神戸改革派神学校卒業。日本キリスト改革派豊明教会牧師、名古屋教会牧師を経て、現在岐阜加納教会牧師。神戸改革派神学校講師(歴史神学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



