感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりさめ
2
コラージュの楽しみ方や応用、ワークショップの実践方法が準備から司会・進行の仕方まで具体的に書かれているので、絵心がないという人でもわりと活用出来そうな本だった。コラージュ用の素材をいろんな紙媒体から集める作業はとても楽しそう。2021/06/08
銀雪
1
去年通った職業訓練校の「キャリア相談員養成講座」にて、コラージュをやって面白かったので、そのワークの持つ意味をきちんと知ってみたくなり本を買ってみた。著者のエッセイのような描写も多くすんなり読める。ハガキサイズの紙を使ったコラージュならではの特徴や、ペアや連作でのコラージュは新鮮で参考になった。コメントをする際の注意点なども役に立つ。また、かつてはセラピーで「ちぎり絵」が多かった、というくだりからは、山下清のことを連想した。巻末で触れられていた非行少女のくだりも興味深い。2022/01/15
なけなしの不安要素
0
コラージュ療法が二通り(①「ボックス法」あらかじめ実施者が雑誌などから切り抜いた写真を用意しておく場合。②「マガジン法」雑誌を用意し、製作者が自分で切り取って使う場合)あることを知れた。コラージュ療法は“何かがわかるものではなくて、作ったものをヒントにして、いろんなことを考えていく方法”だと理解した。エピソード『ひょうきんな家出少女』で結婚のイメージを紙の表裏で対比するようにコラージュ療法で少女に作らせて、少女の孤独感が浮き彫りになったのが印象的だ。2022/04/11
a
0
とても平明でわかりやすく、すぐに読み終えた。 はがきサイズのコラージュをやってみたら楽にできたし思ったより上手にできて嬉しかった。 人に説明したり見せたりすることで、コラージュ制作の効果がもっと発揮されると思った。今まで自分だけで完結していた。でもコラージュを一緒にやるような人がいないなぁ。2020/11/12