内容説明
ウェストミンスター神学者会議・信仰規準の研究を長年にわたり取り組んできた第一人者が、信仰告白的に生きるとはどういうことかを真摯に問う。キリスト者として日本人として生きる上での重要な指針を与えてくれるであろう。
目次
第1章 キリスト者にとって天皇とは―日本宣教論の文脈において(天皇とは;天皇をめぐる日本の教会の歴史認識;象徴天皇下の日本宣教について)
第2章 天皇はキリスト教徒となりうるか―日本宣教の観点から見た天皇(皇室の宗教―「皇室神道」とはどのようなものか;皇室神道の基本的性格;明治時代以降のキリスト教宣教の根本問題―天皇制との関連で)
第3章 近代日本におけるカトリック教会と天皇制(明治期におけるカトリック教会と天皇制;大正期におけるカトリック教会と天皇制;昭和前期(敗戦まで)におけるカトリック教会と天皇制
昭和後期(敗戦―天皇死去まで)のカトリック教会と天皇制
平成期におけるカトリック教会と天皇制)
第4章 四代の天皇・皇后とキリスト教(明治天皇・皇后とキリスト教;大正天皇・皇后とキリスト教;昭和天皇・皇后とキリスト教;「平成」天皇・皇后とキリスト教)
著者等紹介
松谷好明[マツタニヨシアキ]
1944年福島県生まれ。一橋大学社会学部卒。神戸改革派神学校(3年中退)、英国トリニティ・カレッジ神学校ならびにブリストル大学大学院(Dip.Th.)に学ぶ。日本キリスト改革派教会(説教免許)、日本キリスト教会(正教師)、日本基督教団(正教師)に所属し、福島、ロンドン、福岡、東京、館林、河内長野で45年間伝道に従事、2016年3月隠退。元聖学院大学総合研究所特任教授(ピューリタニズム研究室長)。学術博士(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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