内容説明
呻吟語とは、明の時代、貧窮にあえぐ民のために官僚として粉骨砕身した呂新吾が晩年書き上げた書物のことである。内容は、「人間の性・命とは何か?」、「心の在り方や持ち方」、「父子・夫婦・友などの人間関係」、「心を修練する手法」や、「政治の道」、「真の学び」について書かれている。本書では、この中から「人間関係」や、「リーダーの条件」、また「政治家の心得」などの章に分別し、政治家は勿論、ビジネスマンや世の中で苦しみ嘆く人々のために必要な二百三十一の項目を選出している。
目次
第1章 人間について
第2章 人間関係
第3章 仕事の進め方
第4章 発想の転換
第5章 人の育て方
第6章 リーダーの条件
第7章 心の持ち方
第8章 自分の磨き方
第9章 人情について
第10章 心豊かに生きるために
第11章 政治家の心得
著者等紹介
呂新吾[ロシンゴ]
1536年河南省寧陵県にて生まれる。1561年郷試験合格。1574年山西省襄垣知県を授けられる。1575年大同知県に移動。1578年吏部主事になる。1587年山東省済南道参政になる。1589年山西按察使に昇進。1591年陜西右布政使になる。巡撫山西右僉都御史に昇る。1593年都察院左僉都御史協理院事に昇進。1594年刑部右侍郎、左侍郎になる。1597年病気を理由に致仕。1618年八三歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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