越天の空〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863208766
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0076

内容説明

日宇皇国は空中空母“八洲”を唯一の領土とする国家。かつて外敵の侵攻を受けて本土領土を失陥し、空中に逃れた“大空の皇国”である。飛来越天は妹・蒼天とともに戦闘機に搭乗する日宇皇国のパイロット。彼女は超時代的な性能を持つ特命戦闘機“焔風”を駆って、祖国に仇なす敵と戦いを繰り広げる。越天の使命は、日宇皇国第三皇女・焔宮を護ること、そして、日宇皇国本土を奪還することにあった。戦空の果てに、越天が見たものは―!?

著者等紹介

地雷魚[ジライギョ]
1973年生まれ。パソコン雑誌『ログイン』、広告PR誌編集などを経て、フリーライターとして、ゲーム・三国志・歴史を中心として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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流言

52
ファンタジー×ミリタリー×政治戦。皇女の名を冠し表紙を貫く特命戦闘機《焰風》が美しくもかっこいい。一機の空中空母でありながら国、世界を傾ける武力を誇る日宇皇国『八洲』。天然めいた儚さから一転して牙をむく傀儡・焰宮絢子。大陸をまたにかけて暗躍する太傅。そして癖のある、ビビッドな魅力を湛えたアシュ大陸・各国国家首脳陣の面々。一つ一つの要素が読者を揺さぶり、広くて怖くて狂気走る空へと駆り立てる。壮大な架空戦記の口火といった印象だが、上下巻構成のようなのでどういった形でこのストーリーを収め切るのか、期待がかかる。2014/05/21

珈琲好き

8
主人公がよくある一匹狼型なんだけど、そのキャラ類型やいかにもな単独行動が、政治的事情に裏付けられている所は説得力があり上手い。またカードを揃えて不利な状況をタフな交渉でひっくり返す、お姫様の政治ドラマは楽しい。勝利によって得たカードを、更に別の交渉に掛けていくという投資行動めいた楽しさ。戦争と政治をうまくリンクさせて展開させてる。2014/10/29

ねんこさん

6
1920年代後半~1930年代中盤くらいの技術水準の異世界を舞台にした比較的まっとうなラノベ+架空戦記…かな?この手の系統の作品にありそうな作者の政治的偏向はさほど感じられないのはさすがヒラコー先生推薦だわと思った。登場人物の9割からある種の狂気が感じられるのも良。下巻は当然読む。2014/05/25

一会

5
空中空母に美少女パイロットが新鋭機で無双!という一見キャッチーな要素と堅実な軍事描写、虚虚実実な政治に陰謀、といった骨太な要素の噛み合わせがとてもよく一つの物語として大変満足できた。主人公越天がパイロットとして、もう一人の主人公とも言える焔宮が皇女としてそれぞれの視野で世界が描かれ、行動によって変化していく。だから空戦から世界情勢まで地続きで、かつこの二人の特異な関係が物語の柱になっている構図も良かった。下巻が楽しみ。2014/06/12

ふもふ

4
空戦も政治戦も読んでいて緊張感があって良いですね、これは下巻が楽しみです。2014/05/25

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