内容説明
複雑な欧米政治情勢の理解が困難と判断した大日本帝國は能動的な国家戦略を捨て、陸海軍を民営化。両軍會社は、陣営を選ばぬ一作戦ごとの戦闘支援契約に全力を投入することになっていた。民営化された帝國海軍の象徴である豪華客戦艦『大和』を操る侯爵令嬢「浅野真織」艦長は、兵器技術の進化と共に、戦艦の時代がいよいよ終わりを告げようとしているのを予感する。衝撃的事件の勃発で急転直下の進展を見せる欧州戦局であったが、枢軸軍艦隊は戦争と共に大和を葬り去らんと最終決戦を挑む。挑戦を受けて立つ真織だが、戦いの中で大和は新世代兵器の直撃を受け、その巨体が大きく傾いた―。
著者等紹介
北城一輝[ホウジョウイッキ]
1972年、福島県生まれ。早稲田大学文学部卒業。ITコンサルタント業の傍ら文筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Teruji Shinozaki
2
消化不良です。 3巻で、急に失速した感じ・・・2012/07/09
Meistersinger
1
「もし涼宮ハルヒが戦艦大和の艦長になったら」終幕。米軍まで民営化かwしかし全体は、前巻後半に続きシリアスに展開した。戦艦同士の殴り合いは良かった。シュタウフェンブルグは、この前「ワルキューレ」を観たばかりだったので、トム・クルーズで再現。しかし総社の真の目的が明確に描かれなかったのは残念(誘導弾による戦艦被害や真緒の両親の事情などを描かなかったとか、ページ不足?)。源田(最後は結構カッコイイ)が嫌悪した「女子供まで戦争に駆り出す」というのは総力戦への拒否感か。大和は改装を受けただろうけど、40年後も現役か2012/03/09
YS-56
1
哀れなピエロ役は結局、誰だったのかな。2012/03/10
レザムルーズ
0
面白かったのに最終巻とは残念・・・2012/03/28