ドキュメント東日本大震災 救助の最前線で

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ドキュメント東日本大震災 救助の最前線で

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  • サイズ B6判/ページ数 325p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863205154
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0036

目次

原発放水、ヒーローたちの怖れと覚悟
すべてが流され消防庁舎も失った
最前線で闘った消防団の苦悩
想定外の連続の中で迫られた幹部の決断
町民を救った攻めの避難誘導
統括というミッション
火災は異常な速さで燃え広がった
総勢800名による大捜索
救急隊、100隊体制で福島県に集結
64名を救出したヘリコプター
沿岸を徹夜で往復した救出ミッション
できることを精一杯やるしかなかった
“女房役”が語るもうひとつの現地活動
「消防への信頼」を整備で支える
被災地病院で災害と闘う医師
発災当日に駆けつけた医療チームの4日間
求められていたのは医療の長期支援だった
日本で初めての公的災害救助犬活動

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

楽駿

21
図書館本。読みメ友さんに、震災関連の本を読むイベント参加のお誘いを受けて、初めて参加。あの時、私は関西にいて、繋がらない電話、入らない情報にイライラしていた。その時できることを、当時はしたつもりだったが、写真にならない事実や、テレビで放映できないほどの悲劇を、あの頃は、家庭の諸事情もあって、直視できなかった。やっと、辛くても、事実を見つめることができるようになった。この本は、助けるために果敢に向かった人達の話だが、そこには、被災者でありながら、他の人を助けるために動いた人のお話でもある。自分ならできるか?2017/03/05

ラグエル

21
消防、レスキュー、救急隊の壮絶な記録。内容が壮絶なのに、この方々の語り口が淡々としており、却ってそこに、頭が下がってしまう。腹をくくりつつ地獄をくぐってこないと、こうはならないのじゃないか、と思った。また、高田分団の分団長の話が涙なくして読めない。「(一番腹が立ったことは)いっぱいあるけど言えない。オレはその日から怒りまくっている。その日から家はない嫁はいない娘はいない。が、怒れば怒るほど自分が情けなくなるから怒らないことにした」ところで、救急車がずらららーっと並んでいる写真は、しびれた。2012/01/10

sasha

6
大震災と津波に襲われた地で、発生直後から救助活動に当たった人々の証言と記録は苦悩と苦労の連続だった。東京消防庁の車両整備の人たちを取り上げている。こういった裏方の人々がいるから、最前線での活動が出来るんだなぁ。2011/11/18

おやすみ

6
被災地での活動ドキュメントの中で、陸前高田市消防団の話の中で、被災後の遺体捜索に明け暮れる中で、多くの火災が発生、津波の被害を受けていない家が庭先でゴミを燃やし山火事まで広がったケースが複数あった。被災後の消火用水も無い厳しい状況のなかでも、被災していない家にとっては以前と変わらない日常生活が続いており、不注意による出火がどれほどの事態を招くのか、同じ被災地の住民でも被災した人間と被災していない人間の感覚は正反対くらいに違う、これもまた被災地の現実、という言葉が心に残った。2011/10/29

へへろ~本舗

4
うん、皆、頑張った。生き残った人達も、亡くなった方々も、救助した人達も救助された人達も。そして、まだまだ歯を食いしばって頑張っている人達もいる。東日本大震災の時のレスキュー、消防団・消防署・自衛隊・病院等のドキュメンタリー。2014/02/14

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