内容説明
複雑な欧米政治情勢の理解が困難と判断した大日本帝国は、能動的な国家戦略を捨て、帝国陸海軍の民営化を決定。両軍会社は、陣営を選ばぬ―作戦毎の戦闘支援契約に全力を投入していくこととなった。民営化された帝国海軍の象徴である、航空戦艦兼豪華客船『大和』とその艦長である侯爵令嬢「浅野真織」は、英国からソ連に支援物資を運ぶ任務を終了、本国帰還による束の間の休息を得る。次なる任務として帝国海軍会社艦隊は地中海に向かうが、そこには大胆かつ執拗な攻撃で大和を撃沈しようと枢軸軍艦隊が待ち構えていた。徐々に窮地へと追い込まれていく大和―満身創痍の大和は絶体絶命の危機を乗り越えることが出来るのか?その運命や如何に。
著者等紹介
北城一輝[ホウジョウイッキ]
1972年、福島県生まれ。早稲田大学文学部卒業。ITコンサルタント業の傍ら文筆活動を行う。妻とともに千葉県に住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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YS-56
2
何だかよく分からない軍艦1隻を沈めるために、ドイツ艦隊にイタリア艦隊(こっちもドイツ艦隊か?)、いやはや、伍長閣下の執念たるや凄まじいですね。2011/09/04
Meistersinger
2
浅野家の描写など、さらにムチャぶりが目立ってきた。まあ、楽しめればいいんだけど(第三砲塔を退けたくらいでは空母化は難しいと思うんだが)。ひたすらハチャメチャ路線で終わるかと思っていたら、終盤のイタリアからの攻撃でクリフハンガー2011/09/03
レザムルーズ
0
契約での傭兵、終了での中立。確かによそから見たら面白いものではないでしょうね。でも・・・やっぱり艦長可愛いよ、艦長。2011/09/11