内容説明
徹底した空爆でイラク軍地上部隊の戦力を半減させた多国籍軍は、東に向かってまわりこむようにイラク領内に進攻を開始、「砂漠の軍刀」作戦が発動された。M1A1エイブラムズ、M2ブラッドレー、AH‐64攻撃ヘリを駆使したエアランド・バトルで戦いの主導権を握ったかに見えた多国籍軍だが、イラク軍もまだその牙を抜かれたわけではなかった―本書は、ペルシア湾岸の砂漠を舞台に史上空前のスケールで繰り広げられた大戦車戦の全貌を、多国籍軍の公刊資料、当時の関係者が著した膨大な数の文献を紐解くことで明らかにする。両軍合わせて7000両の戦車が激突する死闘を制するのは、“無敵戦車”M1A1を擁する多国籍軍か、“バビロンの獅子”T72を放つイラク軍か。知られざる湾岸戦争の陸戦にスポットをあてた異色の戦史。
目次
四人の戦車クルーと騎兵連隊「73イースティングの戦い」
第3機甲師団のタワカルナ北部主陣地攻防戦
四両の無敵戦車がやられた!「タワカルナの戦い」
鋼鉄のローラーが蹂躙「ノーフォークの戦い」
最大の同士討ち&アパッチの夜間攻撃
「メディナ尾根の戦い」(燃料切れに陥った最前線の戦車部隊;四三分間で戦車旅団が壊滅)
海兵隊「ムトラ峠の戦い」と「国際空港の占領」
第24歩兵師団の幹線・航空基地制圧戦
「停戦命令」生き残った共和国親衛隊
サフワン停戦会談&戦果と損害
アメリカ/イラク両軍の主要車両
著者等紹介
河津幸英[カワズユキヒデ]
1958年静岡県生まれ。軍事評論家。立命館大学卒。日本唯一の軍事専門誌、月刊『軍事研究』編集部(株式会社ジャパン・ミリター・レビュー社)に勤務。現在、編集長。湾岸戦争等の現代戦争史、米軍、自衛隊をテーマに執筆活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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