ミリタリー選書
フランス外人部隊のすべて―部隊こそ我が祖国創設から現代までの軌跡

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  • サイズ A5判/ページ数 339p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784863201613
  • NDC分類 392.35
  • Cコード C0056

内容説明

およそ130カ国からの志願兵によって構成されるフランス外人部隊。この神秘のベールに包まれた部隊について、日本では「傭兵」「ならず者集団」「冒険とロマンを求める者たち」といった曖昧なイメージばかりが先行し、その全貌が正しく知られることはなかった。本書は、1831年の部隊創設から今日までの一世紀半以上にわたる詳細な戦歴、編制、主要兵器と装備、志願から除隊までの流れ、訓練と任務、5名の元日本人隊員との対談等を収録し、多角的な視点からフランス外人部隊の真の姿に迫っている。待望の外人部隊入門書の決定版。

目次

序章 フランス外人部隊の性格
第1章 フランス外人部隊の戦歴(外人部隊創設と植民地獲得をめざす戦い;第二帝政期の海外進出と伝説の始まり;帝国主義時代と第一次世界大戦;両大戦間期再びアフリカへ;祖国を失った第二次世界大戦;植民地支配の終焉と現代の外人部隊)
第2章 フランス外人部隊の編制
第3章 フランス外人部隊の兵器と装備
第4章 志願から除隊までの流れ
第5章 日本人隊員とフランス外人部隊

著者等紹介

古是三春[フルゼミツハル]
1960年生まれ。軍事、外交、政治問題について『軍事研究』『パンツァー』『グランドパワー』『エアワールド』等で記事を執筆した他、『ミリタリー・クラシックス』(イカロス出版)でもソ連軍ものを中心に記事を書いている。旧共産圏の軍事問題や兵器開発についての論文も多数

ビトウマモル[ビトウマモル]
1989年2月にフランス外人部隊へ志願。同年6月末に第六外人工兵連隊(現第一外人工兵連隊)に配属。1991年1月に湾岸危機の第二陣としてサウジアラビアに展開。停戦後、イラク領内での不発弾処理・クウェートでの対人地雷処理。1992年9月にジブチに小隊で派兵、同12月にソマリアに派兵され放棄された地雷・砲弾等を中隊で回収し爆破処理。1994年帰国(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ずっきん

52
創設から戦歴、装備について細かく記述してあります。興味深く、非常に参考になりました。後半の、入隊への流れ、部隊での生活、元隊員の座談会は赤裸々ですごく面白かったです。ただし、座談会の内容は90年代くらいの話なので、2014に除隊された合田氏による『外人部隊125の真実』を読むと、けっこう様変わりしているようです。2018/08/02

キミ兄

4
フランス外人部隊の歴史と成り立ちがよくわかる本。そうか、ナポレオン三世のときの名残なのか。そしてジュネーブ条約の対象にはなるので傭兵とは異なる。なるほど。それにしても大半の大隊がディエンビエンフーで全滅しているというのもすさまじい。結局フランス軍ってそんなに強くないんだよな。☆☆☆。2018/08/18

富士さん

2
フランス革命の徒花のようなフランス外人部隊。大義も意味も、時に勝機も利益すらないような戦場で勇敢に戦う姿には、確かに魅了されるものがあります。何かを貫くものはとりあえず感動的であるということを示していると思います。歴史・装備・生活など幅広く嬉しい構成の本書ですが、個人的には外人部隊の生活に関するところがおもしろかったです。基本の5年契約中では基本給が20万円にも満たないのは驚きでしたし、最近のトピックとして、外人部隊の体罰やいじめの話、それに関する自衛隊との比較も興味深く読みました。2013/02/06

ゴジラ 芹沢

1
正直、給与的はそこまで魅力的な職場ではない。出世も望めない。しかし誇り高い者達の職場ではある。2015/10/18

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