内容説明
銀行から会社資金の融資を受けるとき、銀行員は会社のどこを見ているのか―?「審査が厳しい」「貸してくれない」「取り立てが怖い」といった思い込みや不安を持つ必要はない。先代社長が急死して会社の二代目を継ぎ、それまで馴染みのなかった銀行取引の場面に遭遇するユウスケのモデルストーリーを交えながら、元銀行員である筆者が、融資・債権回収の仕組みと銀行のホンネを解説。
目次
第1章 銀行から融資を受けるときの対応のツボ(基礎編)(銀行は怖いところ?;銀行はあなたに融資したい;見た目も大切;銀行員は忙しい;銀行員は社長の話を聞いていない;何でこんなに書類が多いの?;たくさんの銀行との取引は面倒?;どの銀行と取引すればいいの?;銀行からのセールスにはどう対応すればいいの?)
第2章 銀行の融資の仕組み(銀行のホンネを知る編)(融資審査の仕組み;信用格付アップのポイント;案件審査;借入申し込み時の注意点;借入金の種類;マルホって何?)
第3章 ヤバい兆候が表れたときの銀行対応のツボ(赤字になった!;借入の返済が苦しくなってきた!;借入の返済が遅れるとどうなっちゃうの?;期限の利益の喪失;銀行の債権回収手法;連帯保証人はどうなるの?;サービサーへの債権売却;その破産は本当に必要ですか?)
著者等紹介
野村幸司[ノムラコウジ]
経営コンサルタント/中小企業診断士/野村経営コンサルティング事務所代表。1970年富山県氷見市生まれ。関西大学卒業後、大手地方銀行に17年間勤務。銀行では北陸、東京、北海道の支店にて法人融資業務を中心に従事。直近では支店の融資課長として、融資案件審査から事業再生支援や債権回収業務を担当。現在は経営コンサルタントとして独立し、北海道十勝を拠点に、資金繰りや資金調達に悩む数多くの中小企業の経営支援を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。