出版社内容情報
絶対に生き延びるために、今できることは何か?
今の当たり前が根底から覆るような事態が発生し、人類や地球の生き物たちが絶滅の危機にさらされるという出来事はこれまで何度もありました。そして、これからも起こり得ます。本書では、この先、実際に人類が直面するかもしれない25篇のシナリオを紹介します。
それぞれのシナリオごとに、何が原因で、何が起こり得るのかを見ていきます。破滅的なシナリオの中に自分がいることを想像し、そのメカニズムを科学的に解明し、それらのシナリオが決して起こらないようにするための方策を検討します。単に恐怖を煽るのではなく、危機を冷静に分析し、しっかりと対処する姿勢で作られた、重厚な内容の本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
193
人類滅亡もしくは地球存亡の危機に関してシリアスにかつ科学的に検証しています。当面は核戦争や気候変動の可能性が高いと考えますが、いずれにしても世界全体で対処する必要があるので、世界連邦の成立を望みます。世界レベルの凄い指導者か全知全能のAIに地球の未来を託すしかないと思います。 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/product/23/012500010/2023/03/08
かずぼう
27
核爆弾や小惑星の衝突など、興味深い分野で楽しめた。2018年にハワイで弾道ミサイルの誤警報があり(撃ったのはもちろん北朝鮮を想像)、38分後に解除されたそうだが、一番慌てたのは、金正恩では?だって今の優雅な生活が出来なくなってしまうからね。2024/03/03
HaruNuevo
9
人類が破局的な被害を受け、場合によっては滅亡に至る可能性のある25のシナリオを紹介し、そのシナリオの科学的根拠、現状、考えられる対策を説明した一冊。 実際に今の身の回りを見てみれば、どれだけ我々の日常が危険に近付いているのかがよくわかる。 なんかあったときは、変に生き残って辛い目にあうより、いっそサクッと苦痛を感じる間もなく逝ってさまったほうがよいかな。2023/06/16
ヨンデル
6
温暖化に興味があったのでこの本を読んでみた。この本は温暖化も取り上げているが、その他もろもろ個人の危機から地球規模の危機までを取り上げている。科学的検証や避ける方法まで著者の考えが示されている。人的脅威については、情報が世界に伝わるスピードと入手の手軽さ、人の移動、など過去と比べると格段に進んでいるので多発する確率が多くなるだろう。また、昔は重工業が進んだ国でなければ大したものはできなかったけれど、地球規模で危機を及ぼす技術が昔より手軽にできるため脅威は高まっている。2023/09/05
あ
3
もっと深く科学が導入されての未来予測かと思っていたけれど、ちょっとちがっていた。とはいえけして起こりうる可能性はゼロではない。むしろいつ起きてもおかしくはない災害だと思った2024/05/05
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- 和書
- 向日葵を手折る