内容説明
庶民派教皇の素顔を長期密着取材でいきいきと描写。地球環境問題の本質を鋭く指摘した回勅「ラウダート・シ」を解説。
目次
新生バチカン
異彩を放つ空間
教皇フランシスコのあゆみ
家族と教皇フランシスコ
バチカンの伝統
多様な儀式
変わりゆく世界
人々に愛される教皇
教皇フランシスコ、世界との対話の記録
教皇フランシスコが環境問題について語る
聖人と罪人
カトリック人口の推移
歴代教皇一覧
著者等紹介
ヨダー,デイブ[ヨダー,デイブ] [Yoder,Dave]
『ナショナルジオグラフィック』や『ザ・ニューヨーク・タイムズ・マガジン』など様々な出版物で作品を発表しているフリーランスの写真家。そのテーマは、バウンティハンター、子どものサーカス団、ホンジュラスの密林の幻の都市など、多岐にわたる。米国インディアナ州出身で、現在はイタリアのミラノ、ローマを拠点に活動
ドレイパー,ロバート[ドレイパー,ロバート] [Draper,Robert]
『ナショナルジオグラフィック』や『ザ・ニューヨーク・タイムズ・マガジン』『GQ』などで活躍するライター。米国ワシントンD.C.在住
高作自子[タカサクヨリコ]
翻訳家。早稲田大学法学部卒。同大学院修士課程修了後、米ユタ大学ロースクールにて、環境法修士号取得。雑誌や単行本を中心に、主にノンフィクションの翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ずっきん
70
不祥事続きの中で誕生した教皇フランシスコの軌跡と目指すものを、豊富な写真と共に語るナショジオ別冊。教皇の笑顔、笑顔、笑顔なショットの波と言葉の数々に、誤解を恐れずに言わせてもらうと──萌える! 「どうか時流に流されることなく革新的であってください」カソリック教徒以外のファンも多いのがよくわかる。むろん、わたしもファンである。貴方の言葉を胸に刻み込んであらゆる世代と向き合いたい。ナショジオらしく、静寂と熱狂、赤ん坊の表情にまでも物語を感じさせる写真が生き生きとしていてとてもいい。2019/12/21
Tai
6
2000年の歴史がある組織を変えようとされているイノベーターだ。凄い。尊敬してしまう。教皇がパレードの際に乗る車、その名も「パパモービル」。信者と直に触れ合うため防弾ガラスを外した。かっこいい。ロシア正教やイスラム教、中国とも距離を縮めていく。長崎の迫害されたキリシタンをいたんでくださる。教皇の長崎、広島訪問の直前にこの本を手に取り、ちょうど広島に仕事で訪問していた。偶然のささやかな巡り合わせを覚えておこう。2019/11/29
セシリア
2
今月下旬に38年ぶりの教皇来日が予定されていることを機に手にした本。カトリック教会に新風をもたらす「小さな巨人」という印象。語ることだけでなく、生き方そのものが強烈なメッセージを発信している。2019/11/10