内容説明
王や皇帝の偉大さを示した宮殿、神に近付こうとした古代の大規模な神殿、未解明の技術をもちいて建造されたモニュメント。サンタ・マリア・デル・フィオーレ、サグラダ・ファミリア、ローマ都市、アンコール・ワット、紫禁城、ギョベックリ・テベ、モアイ、オークニー諸島、ヘロディウム、マサダ…ナショナルジオグラフィックが撮影した写真と詳しい図解で、その内部に迫る。
目次
1 壮麗な宮殿・神殿(フィレンツェの花の大聖堂(イタリア)―世界最大の石造ドーム建築の謎
アンコール・ワット(カンボジア)―密林にそびえる壮大な王都の寺院
紫禁城(中華人民共和国)―世界の中心を示す宮殿
アントニ・ガウディの建築(スペイン)―自然を映した建築)
2 伝説の建造物(ヘロデ王が建築・補修した建造物(イスラエル)―ヘロデ王の遺産
オークニー諸島の巨石遺跡(英国スコットランド)―先史時代の人々が残した巨石建造物
ローマ(イタリア)―黄金宮殿の眠る都市ローマ)
3 謎をはらんだ建築遺産(イースター島のモアイ(チリ)―島を「歩いた」巨像の謎
ギョベックリ・テペ(トルコ)―人類最古の聖地)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
69
《図書館》思っていた内容とは違ったけども写真がいっぱい載っていてわかりやすかった。雪景色の紫禁城はただただ美しい。モアイ像が石切り場からどう動かしたのかとっても気になる。2019/02/21
seacalf
36
高熱で寝込んでる時には丁度良い、眺めて楽しむ写真と図説が綺麗な大判本。特に惹きつけられたのは、フィレンツェの有名なドゥオーモの世界最大のドームは、今でもその工法が謎という紹介と、トルコ南部には約1万1600年前の知られている限りで人類最古にして最大の神殿があり、発掘はまだ1割も進んでいないという紹介記事。世の中にはまだまだ未知なるものが溢れている喜び。蛇足だが、1915年頃のサクラダ・ファミリアの建築当初の写真が凄い。周りの建物はまばらで家畜しか写っていない。とてもレアな写真。興味のある方はぜひ一読を。2017/08/08
鱒子
32
図書館本。取り上げられているのは、ドゥオーモ、アンコールワット、紫禁城、サクラダファミリアなどなど。みな大きくて壮大、かつロマンのある建築物ばかりです。裏表紙のアンコール遺跡の写真、何故か写っているピンクの日傘が粋です。本当にナショジオってグッとくる写真持ってくるなー、くぅーーって感じです。2016/10/27
更紗蝦
22
紹介されている巨大建造物は、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、アンコール・ワット、紫禁城、サグラダ・ファミリア、ヘロディウム、ネス・オブ・ブロッガー、フォロ・ロマーノ、モアイ、ギョベックリ・テペです。写真の美しさはもちろんのこと、イラストによる図解も綺麗ですし、昔のナショジオに掲載された写真が紹介されているページには、ナショジオが100年以上の歴史を持つ雑誌であることを実感できます。2018/04/19
keith
21
巨大な建造物がどのように建てられたのかという謎解きです。フィレンツェの大聖堂のドームの工法が、専門家でも分からないそうです。ちょっとしたロマンですね。2016/12/17