内容説明
世界35万部の『露出』の続編第2弾は「構図」をマスター!300点超の豊富な作例と図版。どんな被写体も構図で写真が見違える!ナショジオの写真撮影本。
目次
日常の中で構図のセンスを磨く
絞りとシャッター速度の構図での役割
画面いっぱいにとらえる印象的な構図
背景選びが構図を決める
キャンバスが生み出す心地良い構図
人を引きつける前景
コントラストの妙を知る
黄金分割、3分割法とビジュアルウェイト
横位置か縦位置か、構図の決め方
前景にフレームを入れる
細部にも気を配ろう
「もう1枚」が素晴らしい構図の源泉
決定的瞬間をとらえる
原則を破るとき
著者等紹介
ピーターソン,ブライアン[ピーターソン,ブライアン] [Peterson,Bryan F.]
シカゴ在住の写真家。プロとしての30年以上のキャリアに加えて、20年にわたり写真を教えてきた。インストラクターとしての活躍は米国内にとどまらず、オンラインの写真教室「パーフェクト・ピクチャー・スクール・オブ・フォトグラフィー」を主宰している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
63
プロのカメラマンが写真の構図について詳しく解説した本。ナショナルジオグラフィックだけに例にあげられているのはどれもとても素晴らしいと感じた。構図や露出といった技術的なことよりも私は写真集として読むことにした。理論だけでは絶対にいい写真は撮ることはできないし、むしろ多くのカメラマンの写真をどんどん見ること、結果をきにせずにやってみることこそ一番大事だと思った。図書館本。2016/04/15
harass
61
写真入門書。構図に焦点をあてている。同じ対象で駄目な例が並べて、詳しく解説がついている。精神論ではなく、良い写真とはなにかや、どうすればいいのかを具体的に説明。ただなんとなくではない工夫を豊富な例を米国人らしく率直で分かりやすく挙げている。写真の見かたにも通じる良い実用書。たまにはこういう本当に役に立つ本もいいと思うが、じゃあいつもは何のための本を読んでいるのかという時間差セルフツッコミ。2018/05/26
koba
16
★★★★⭐︎2024/02/24
ほじゅどー
15
★★★★写真の魅力は「何を撮るか」ではない。人の心に訴えかける写真に必要なのは、写真を構成する要素を画面の中でどう配置して見せるかにある。構図が肝。カギは「何を撮るか」ではなく「被写体をどう配置して撮るか」である。基本は「3分割法」と「被写体を画面一杯に撮る」2016/11/02
おとん707
6
自然写真で有名なナショナル・ジオグラフィックの写真撮影の指南本。著者はシカゴ在住で生徒(と言っても年配が多い)を連れて世界各国に行って写真教室を開いているらしい。今のカメラはスマホも含めカメラ任せで撮ってもそれなりに撮れる。しかし撮った写真がつまらないとがっかりすることはよくある。この本は構図に徹底的に拘ることで写真が見違えるように魅力的になることを豊富な事例で解説している。早速試したくなる。同時に景色や美術作品を観るときのヒントにもなるので写真愛好家でなくても参考になりそうだ。図版も大きく見やすい。2022/09/19