内容説明
人間の姿がまったくないところで、野生動物はどうすごしているのだろう?茂みや泥の中にカメラを隠し、遠隔操作で撮影したら、“動物目線”の新鮮な世界が体験できた。5台のカメラを踏み潰されながらも撮り続けた、ありのままの動物の姿。野生動物の宝庫、セレンゲティ国立公園とマサイマラ国立保護区の1年を、迫力満点の写真で追う。
著者等紹介
シャー,アヌップ[シャー,アヌップ][Shah,Anup]
ケニアと英国を拠点とし、20年近く野生動物を撮影してきた写真家。その写真はナショナルジオグラフィック誌をはじめ、欧米の多くの雑誌に掲載されている。同じく写真家である弟のマノッジ・シャーと共同での著作も多い
尾澤和幸[オザワカズユキ]
英語・フランス語翻訳者。1953年東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
昼夜
36
野生動物たちにこれだけ近い写真は見たことがないので迫力と躍動感が凄いです。アフリカの野生動物特集の映像だと空撮が多かったのでシマウマとヌーたちの大移動を下からのアングルから見ると彼らの脚と土埃、水飛沫とかライオンとハイエナとハゲタカが食べてるところとか普通危険で近づけない場面に大接近できて満足です。2014/08/01
ごま
33
すごい迫力。読み終わるのがもったいなくて、ゆっくりゆっくり、行っては戻りしながらページを繰りました。どアップなので、動物に群がっているハエまで見えるほど。肉食獣大好きなわたしですが、それ以外でもシマウマ、ゾウ、キリン、水牛・・どれもすごく良い。確か新聞の書評で見てこの写真集の存在を知りましたが、超オススメです(^_^)2013/05/26
しゅわ
32
【図書館】「ダ・ヴィンチ」5月号に紹介されていた「オススメ動物写真集」リストより。隠しカメラで動物が近づいてきた瞬間を撮影!という手法で、まさにタイトル通り“大接近”して撮った写真集です。普段は絶対に近づけない至近距離の肉食動物、そして駆け抜けるヌーの群れやくつろぐワニ etc 驚きの迫力あふれる写真が満載です。なかでも飛び立つフラミンゴ達は息を呑む美しさで素晴らしい!のひとことです。ほかにはないユニークな一冊で、動物好きな方にはせひとも手にとっていただきたい!オススメです。2014/06/16
ほむら
25
表紙に魅せられて。普通ではあり得ない近さでの撮影で、他の追随を許さない迫力。特に、ヌーの群れやシマウマの群れの移動の中に置かれたカメラで撮られた写真。跳ね上がった泥と、曲げられた前足、飛び上がる姿、その音が聞こえてきそうです。ヒヒの子供やライオンの子供が物珍しそうにこちらを見る真ん丸の瞳が、可愛かったです。肉食獣の代表格のライオン、たまに妙な表情を浮かべるから笑ってしまいますね。獲物を横取りしたライオンを恨めしそうに見つめるハゲワシや、顔をしかめるヒョウは、なんだか写真なのにとても近い感じがします。2013/11/08
魚京童!
20
動物園とは違うのだよ、動物園とは!2013/12/20