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ホーダー―捨てられない・片づけられない病

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863131316
  • NDC分類 493.74
  • Cコード C0030

内容説明

「片づけられない!」誰でも経験したことがあるこの問題が、生活困難にまでエスカレートしてしまうのはなぜなのか。片づけができない原因の1つとしてADHDは知られるようになったが、原因はもちろんそれだけではない。また本書では、ホーダー自身の事例のみならず、家族がホーダーである場合、ホーダーの親を持った子供への影響、子供によるホーディングなども取り上げる。積極的にホーディング問題に取り組んできた第一人者が、物質社会特有の病をさぐる。

目次

コリヤー屋敷の死体
ゴミの山また山
持ち物が人を語る―持つこと、集めること、溜めること
驚くべきガラクタ
塹壕と繭―自分を守ること
私の欠片―アイデンティティと愛着
救出―飼い主のいない動物を助ける
幸運の川
苦しみを避ける
おまえなんかにわかるもんか
枝の多すぎる木―遺伝学と脳
家族の中の溜めこみ屋
それ、私のよ!子供のホーディング
持つこと、在ること、そしてホーディング

著者等紹介

フロスト,ランディ・O.[フロスト,ランディO.][Frost,Randy O.]
カンサス大学にて博士号を取得。スミス大学心理学教授。著書に強迫性障害(OCD)、ホーディング、完璧主義などにおける研究書が多数ある。各地で講演や指導をおこなうなど、ホーディングの治療と理解のために精力的に活動している

スティケティー,ゲイル[スティケティー,ゲイル][Steketee,Gail]
ボストン大学社会福祉学教授。強迫性ホーディングとその治療を専門に研究している。フロストと共同で精神医療従事者に向けたホーディング対応マニュアルの作成にたずさわる

春日井晶子[カスガイアキコ]
英米文学翻訳家、東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

236
本当にものを捨てられない、整理整頓出来ないと言う人はホーダーかも?と思わないといけないのかと勉強になった。でも積ん読は関係ないからヨシ!笑 本書で出てくる人はいろんなトラウマが引き金になってそうなってるのだと言うのも知った。2021/05/22

扉のこちら側

51
初読。捨てられない病についての心理学と社会福祉学からの研究書。ドキュメンタリーも面白いが、ここまで深く研究されているととても読みごたえがある。2013/09/06

たまきら

32
YoutubeでHoarderという番組にはまった自分。日本の片づけ番組とは違い心理学者がじっくりと話をし、問題の糸口を探るところが醍醐味なのですが、この本はアメリカのそのアプローチがなぜ生まれたかを理解させてくれる内容です。ホーダーを様々な角度から分析・分類し、問題行動の解決に奮闘する人々の姿勢に大変学ぶところが多かったです。アニマル・ホーディングだけはどうしても早期解決していきたい…。秀逸。2021/06/08

くさてる

11
いわゆるゴミ屋敷と呼ばれるまで物を貯めこんでしまう人々について、具体例も豊富に研究した内容。アメリカの本ではあるけれど、日本にも同様の話は多い。精神医学的、発達障害の問題も含んでいるうえ、何より当事者が“治りたい”と思うまでが大変な病なのだなあと感じた。関係する人には解決へのヒントが見つかるかもしれない一冊。2012/04/21

いさ

9
私はこの本を読んで、使わない化粧品を捨て、部屋中の要らない書類をシュレッダーにかけ、もう読まない本は町内会館に寄贈し、ボロくなった鞄を捨て、スマホの箱などを捨て、枕元の「なんでも入れていい袋」の中身を半分に減らし、床に積んであった本を自分の本棚や家族の図書コーナーに返し、引き出し3つの中身を整理整頓・処分してラベルを貼り、着ない服を捨てました。2013/07/21

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