羊毛フェルトの比重

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羊毛フェルトの比重

  • 〓森 美由紀【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 産業編集センター(2022/04発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 353p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863113299
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

手芸店・八戸クラフトに勤めて10年の紬は、いろんなことに倦んでいた。仕事、恋愛、人間関係…気にし始めたらキリがないから、すべてに慣れることにした。すべてにフタをしながら生きていけばいいのだ。でも、羊毛フェルト用作業机に残された、タバコの焦げ跡を見つけたとき…30歳、紬の「私を取り戻す」物語。

著者等紹介

〓森美由紀[タカモリミユキ]
青森県出身。地元で勤務しながら創作活動を続ける。2014年『ジャパン・ディグニティ』で第1回暮らしの小説大賞受賞、2017年『花木荘のひとびと』で第84回ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

104
思っていることを中々言葉に出来ない根城紬30歳。手芸店に勤めて10年、意地悪な先輩・クズ男の彼氏・高圧的な母親、あれこれ思い悩み心に蓋をして送る日々。紬の心を癒やすのは羊毛フェルトのぬいぐるみ作り、一人の小学生との出会いをキッカケに生活が変化して行く。これは素敵な1冊、お薦め!2022/05/23

やも

86
羊毛フェルトみたいにふっくら柔らかい話かと勝手に想像してたけど、ちくちくニードルを刺して形作っていくような話だった。とっても好み。いい話。仕事も恋愛もそれなりにため息をつきたくなる事もある。けれどこの主人公の彼女はしっかりしてる、ちゃんと自分と向き合ってる。羊毛フェルトも石垣も似てるね。1つ1つ積み上げて頑丈にしていく。物そのものだけじゃなくて、心の中の何かも。いつか愛おしいセピア色になる今を、皆生きてってるんだなぁと思えた。それにしても豊崎さんの意地の悪さと慎也のだらしなさは、ネタに出来る位すごいぞ!2023/03/16

えんちゃん

80
周りからどう思われるかではなく、自分がどう生きたいか。クラフト工芸店勤務の紬30歳。職場のイヤミ先輩、ヒモ彼氏、実母との認識のズレ。ままならない生活の中で、ひとつの光は羊毛フェルト作り。紬の選んだ道にエールを送りたい。高森さん読むの5冊目だけど格段に上手くなってる。今作は紬の心のツッコミとキュートな義妹がキーポイント。付箋を付けたくなる文章も沢山あって、とても良い小説だった。2022/06/08

そら

76
アラサーの紬は自分の意思を伝えられず、半同姓の彼にも都合良く搾取され、勤め先の手芸店でも良いように扱われている。クズの代表のような男に反論せず食事やお金を提供することにイライラするし、職場のクズ店長や先輩にもムカついた。暴力的ではないが、反論出来ない相手を軽んじる好意はたとえ小説であっても気分は良くない。ダラダラとそんな日常を埋めてくれたのは趣味の羊毛フェルト。新たに出会った人たちに支えられ、搾取する相手を断ち切り、自分に自信を持つことに目覚めていく様子にほっとする。羊毛フェルトはかわいくて好き。2022/07/27

しいたけ

72
クソ男が出てくる。いつもだったら小説に先走って脳内でメッタメタにやっつけてやるところだが、何故か穏やかに読み進んだ。八戸が舞台で南部弁にのせて運ばれる物語ゆえかも。30歳の紬が自分らしく居られる生き方にゆっくりとシフトチェンジしていく。このリアリティがクソ男の退場の仕方にも「このくらいで勘弁してやるか」と鷹揚に思わせてくれたのだと思う。「喪失はそれを手に入れたという証」との一文に立ち止まった。感情をしまってある箱が、ほんの少し面積を広げた気がした。2022/12/04

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