内容説明
「歴史」「建築」「鉄道」「食」「音楽」…好奇心のおもむくままに、歩いて、見て、調べて、考えた、旅の記録。
目次
第1章 プラハへ
第2章 鉄道と駅の話
第3章 マルタ・クビショバーとベラ・チャフラフスカ
第4章 チェコの食文化
第5章 建物を見に行く
第6章 此頃都ニハヤル物
第7章 ティナと
著者等紹介
前川健一[マエカワケンイチ]
1952年東京生まれ。ライター。1970年代末からライターを始め、1990年代には東南アジアを中心に数多くの旅行記を著わす。2004年に「東南アジアにおける民衆の生活文化の理解に果たした業績」により大同生命地域研究特別賞を受賞。2018年まで、立教大学観光学部兼任講師を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
30
この夏(2023年)プラハに行ってきて、もう少し浸りたくなったので、状態の良い中古を入手。アジアの紀行本をたくさん出してきたライターによる、2018年秋のプラハ滞在記。1か月滞在したときの記録中心。既刊のチェコ本以上の情報やオリジナリティ、専門性はない。誤字脱字や間違いが多く、ていねいな記述と手を抜いたところが混在している。ただ、そのときの流行りや物価、治安や雰囲気を知る手がかりにはなる。2023/09/17
qoop
5
プラハ滞在一ヶ月の記録。事前に関連書籍を読み込みながらも現地ではあえてネットを活用しない点、昨今のヨーロッパ旅行記として相当クセが強いと感じる。宿と外食になるべく費用をかけない生活ぶりも、著者らしいというかアジア滞在記風というか、想定する読者層が見えて来ない気が。裏を返せば、本書はいわば体当たりでガイドブック的な内容をまとめようとしている訳で、合う人にはめちゃめちゃハマるのではないか。2024/03/17
ふみりな
3
少し格好をつけすぎ、一ヶ月もいたならもう少し具体的なエピソードや人との関わりを書けただろうに。ページ数の割には印象に残らない文章が続く。自分もフリーでプラハに行ったが、わずか三、四日だったが日本との比較や他のヨーロッパの国との違いなど感動や驚きをいくらでも語れるが(笑)。2020/11/16
Yasutaka Nishimoto
2
著者の今までのイメージはアジア各地と思っていたが、東欧の本書もとても面白い。研究のような緻密さが少し和らぎ、旅日記としてのソフトな感じがいい。いつか書籍化すると思って読んでなかったwebエッセイは、表題がアジアだったので「あれっ」と思ったが。まだ何冊か出してほしい作家さんのひとり。2022/12/30
Kuliyama
0
これを読んでプラハにお伺いしたくなりました。2024/11/09