内容説明
ほんのり甘くてコクのあるクロテッドクリームとあまずっぱいジャムを、焼きたてのスコーンにのせて紅茶と楽しむ時間、それが「クリームティー」。その発祥の地、南西部のカントリーサイドを、究極のクリームティーをもとめて旅するフォトエッセイ。
目次
PROLOGUE どうして南西イングランドに行ったのか
1 いざバースから南西イングランドへ
2 サマセット州
3 デボン州
4 コーンウォール州
5 英国ティータイムレシピ
著者等紹介
小嶋いず美[コジマイズミ]
欧菓子研究家。ティータイムトータルコーディネーター。日本紅茶協会認定シニアティーインストラクター。ボルフェンビュッテルドイツ国立製菓学校で学んだ後、ドイツの洋菓子店で修業。帰国後は、「クラインシュピールプラッツ」、「イムプレッシオーネン」などの欧菓子・紅茶教室を開講。雑誌掲載、レシピ開発など、多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よこたん
44
さっくりと焼きあげられたスコーンを割って、ジャムを塗り、その上にクロテッドクリームをたっぷりとのせて、温かい紅茶と共にいただくクリームティー。クリームは塗るというより、のせる! 数々の本ではお目にかかっているのに、まだ一度も口にしたことがないクロテッドクリームが満載。生クリームとバターの間のようでほんのり甘い味って、どんなのだろう。イギリスの歴史を感じる建物、取り囲む庭園や農場などの緑の美しいこと。色も形も様々な12種のベリー摘みもいいなあ。全てが憧れの風景。飲んで食べてが忙しくても、お喋りはきっと弾む。2017/08/08
Koning
35
クロテッドとジャムを乗せたスコーンと美味しい紅茶。この組み合わせにやられちゃった人がクロテッドクリームのふるさとなイングランド南西部へクリームティーめぐりの旅に出るという旅行記。いやー、デヴォンクリームにクロテッドクリームの添えられたいい感じのティールームで頂くアフタヌーンティーやらクリームティー。とっても美味しそうです。で、この道でいいの?って細い道を行ってたどり着くような場所ばっかりってのがブリらしいというか(汗。ウェールズでもそうだったから(笑)。2016/03/18
assam2005
24
「イギリスのクロテッドクリームを巡る旅」と言ったところ。「イギリスの料理はマズイ」とよく聞くのですが、ここで紹介されている料理は美味しそうでした。アフタヌーンティに出てくるサンドイッチやタルト、プチケーキが載っていましたが、繊細ではありませんが素朴で家庭的な感じ。日本ではなかなか見かけることのないクロテッドクリーム、ここで紹介されている「絶品」なクロテッドクリーム、食べてみたいです~!日本では手に入らないのかな?「Rodda's(ロダス)」のだったら手に入るかも?2016/02/01
Acha
6
美しい緑と素朴な焼き菓子たち。イギリス好き以外にはハテナだろうこと百も承知なその繰り返し、どう見てもステレオタイプだが比較的今風な写真もある。(クラシックな英国も好きだけど、好きなんだけど、でも、もーちょいいかにもすぎない感じにならんか?とツネ思う複雑なキモチ。)ジャムもクリームもスコーンのときだけは、たっぷり載せてみる。「一口、二口と食べてから熱々の紅茶を飲むと口の中がサッパリとして、また食べたくなる。」たしかにそんな感じ。南西部のクロテッドは本当にゲキうま。しみじみ忘れがたいお味。 2019/06/02
みつ
5
美味しそうなスコーンやクリーム!素敵なアフタヌーンティーやクリームティーの写真。思わず美味しい紅茶を入れてティータイムしたくなります。クリームティーを巡る取材本で文章多めですが、写真が綺麗なので、それだけ見て楽しむのも良いかと。2016/04/24