私のとっておき
ドイツで100年続くもの

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  • サイズ A5判/ページ数 137p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784863111141
  • NDC分類 293.4
  • Cコード C0026

出版社内容情報

バウムクーヘン、木工おもちゃ、水力登山鉄道やパン屋…。
ドイツで100年の間、受け継がれてきた“ものと人々”の姿を訪ねた一冊。

社会構造や価値観が大きく変化したドイツの100年を、
人々の暮らしを支えてきた“もの”を通して振り返った一冊です。
バウムクーヘン、木工おもちゃ、水力登山鉄道やパン屋……
100年の間、受け継がれてきたものの姿、人々の想い、町の歴史を、
カラー写真と丁寧な文章で追っています。

EINLEITUNG はじめに

KAPITEL1 もの作りの100年を訪ねる
 01ザイフェンの木工おもちゃ工房
 02ベルリン名物になった福祉作業所のブラシ
 03骨董品のようなスリッパ工房
 KOLUMNE_1 街中に残る100年もの

KAPITEL2 お菓子作りの100年を訪ねる
 01バウムクーヘンの老舗カフェ
 02ペッファークーヘンを焼き続けた街
 03ドレスデンに帰ってきたシュトレン
 KOLUMNE_2 100年前の面影を残す街

KAPITEL3 エコの源流を訪ねる
 01元祖自然レフォームハウス
 02水力発電のクリーニング屋
 03優雅な街に残る水力登山鉄道
 KOLUMNE_3 家賃無料、築100年の家に住んでくれる人求む!

KAPITEL4 100年の歳月を見つめて
 01戦災で焼け残ったダンスホール
 02統合と分断を経験したベルリンの地下鉄
 03100年の間に変化したもの

KAPITEL5 ドイツ人の食卓
 01市場でドイツ人の食生活を観察する
 02ドイツ人の食卓に欠かせないパン
 03肉屋でソーセージを食べる
 KOLUMNE_4 100年近い歳月を生きて

 ドイツ/ベルリン地図

 NACHWORT あとがき
 CHRONOLOGIE&VERWEISUNGEN 年表と参考文献

【著者からのコメント】
今からさかのぼるドイツの100年は、2度の世界大戦とナチスの台頭、
東西分断と再統合を経験した激動の100年でした。
社会構造やものごとの価値観が大きく変化する中で、人々はどのように生きてきたのか。
ドイツの市民生活の中にあって100年生き抜いてきた“もの”に焦点を当てることで、
100年という時間を感じてみたいと思いました。~「はじめに」より抜粋

【著者紹介】
見市 知(Tomo Miichi)
ライター。ドイツ在住。著書に『ベルリン 東ドイツをたどる旅』、
『ドイツ クリスマスマーケットめぐり』(産業編集センター)がある。

内容説明

バウムクーヘン、水力登山鉄道、木工おもちゃ、パン屋…100年の間、受け継がれてきた“ものと人々”の姿。社会構造や価値観が大きく変化したドイツの100年を、人々の暮らしを支えてきたものを通して振り返った一冊。

目次

1 もの作りの100年を訪ねる(ザイフェンの木工おもちゃ工房;ベルリン名物になった福祉作業所のブラシ;骨董品のようなスリッパ工房)
2 お菓子作りの100年を訪ねる(バウムクーヘンの老舗カフェ;ペッファークーヘンを焼き続けた町;ドレスデンに帰ってきたシュトレン)
3 エコの源流を訪ねる(元祖自然レフォームハウス;水力発電のクリーニング屋;優雅な街に残る水力登山鉄道)
4 100年の歳月を見つめて(戦災で焼け残ったダンスホール;統合と分断を経験したベルリンの地下鉄;100年の間に変化したもの)
5 ドイツ人の食卓(市場でドイツ人の食生活を観察する;ドイツ人の食卓に欠かせないパン;肉屋でソーセージを食べる)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かずぼう

14
ドイツ語を学び、将来ドイツに長期滞在を目指している私としては必読の書。風景写真に写っているドイツ語を少し勉強。やはりドイツと言えば、パン(Brot)ですね。ビール、ソーセージと思ったでしょう?ドイツ人の先生は、日本のパンは甘過ぎると仰っていました、向こうは食事パンですしね。2021/05/16

ykshzk(虎猫図案房)

9
個人的には、長く続いているものが好きだから、新しいものは取り敢えず疑ってかかる。「どんな伝統的な物だって、出来た当初は、なんだあれはと批判されたのだ」とよく言うが、今巷にある新しいものの中で、どれだけが伝統になっていくかは分からない。守り作り続ける側と、信じて使い続ける側の精神的なバランスがうまくなりたって初めて「伝統」が生まれる。一方、昔からそこにあるものを、よく分からんがずっとあるよ、と特に気にせず放置しておくいい加減(良い加減)さ、も実は結構大事なのだと思う。バウムクーヘン、絶対一度食べに行きたい。2018/02/01

べべっち

8
【図書館】2016/07/16

ZEPPELIN

8
二度の大戦の両方に負け、東西分裂まで経験したドイツ。その苦労は日本の比ではなかったと思われるが、そんな困難を乗り越えて今も続いているもの。特に感動したのは水力発電のクリーニング店で、1913年から自家発電でやってきたとのこと。サラエボ事件が1914年であることを考えると、その頃から現代的な再生可能エネルギーを利用していたわけで、その先見性が素晴らしい。技術の進歩などの結果で仕方ないとはいえ、我が国でも同様にこういった職人が減ってきていることを考えると、余計に応援したくなってくる2015/07/10

きょう

7
100年とは、特にドイツベルリンにとってはいろいろありすぎた年月…。市民もずっと住み続けられた家族は多くないのでは。パンとソーセージとバウムクーヘン、そして12月ならシュトレン。商品というよりドイツの文化を知ることができた思いです。じゃがいも屋、りんご屋、青菜屋、はちみつ屋。肉屋さんではザウアークラウトも自家製。買い物に行きたい気持ちで読んでいくと、白いソーセージは保存がきかないので午前中しか売らないと言われていたけれど「冷蔵庫ないの?」と午後も売ってるそうです。いや~売らない店もありそう、ドイツ人。2023/12/09

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