SNS時代の戦略兵器 陰謀論―民主主義をむしばむ認知戦の脅威

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

SNS時代の戦略兵器 陰謀論―民主主義をむしばむ認知戦の脅威

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年05月25日 09時36分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 248p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784863102910
  • NDC分類 304
  • Cコード C0031

出版社内容情報

◎米大統領選でトランプが語った陰謀論を徹底解説!
 陰謀論という兵器がネット空間を飛び交う乱世への処方箋
戦争、新型コロナ、そしてアメリカ大統領選挙……今日もネット空間では、様々なテーマの荒唐無稽な陰謀論が飛び交っている。そして2021年のアメリカ議事堂襲撃事件に代表されるように、今や陰謀論は「一部の物好きな人々による趣味」という枠を越え、日本を含む民主主義国家の政治、社会、そして安全保障にまで、大きな影響を及ぼすようになった。
そして中国などの権威主義国家は、陰謀論を「兵器」として活用し、民主主義国家のSNSなどネット空間に送り込み、社会の分断を加速させるための「認知戦」を展開するようになった。
この混迷の時代に、私たちはどう陰謀論に向き合うべきなのか。偽情報や情報戦の専門家3名が、陰謀論に安全保障の視点から切り込み、その全体像に迫る!

内容説明

あなたの思考が狙われている!SNS全盛の現代、社会の分断を深め、民主主義を破壊するため「兵器」と化す中国・ロシアの陰謀論。安全保障の視点から陰謀論を分析する国内初の試み。偽情報が世界を動かす時代に我々はどう備えるべきか?

目次

第1章 陰謀論に揺れたアメリカ大統領選挙(長迫智子)(2024年アメリカ大統領選挙をめぐる陰謀論;2020年アメリカ大統領選挙をめぐる陰謀論 ほか)
第2章 認知領域の戦いにおける陰謀論の脅威(長迫智子)(陰謀論に翻弄される世界;認知戦下における陰謀論の構造 ほか)
第3章 ロシアと中国の認知戦戦略(小谷賢)(主戦場はサイバー空間;ロシアのハイブリッド戦争 ほか)
第4章 戦場となる日本の情報空間(大澤淳)(国外の陰謀論事情は「対岸の火事」か?;陰謀論が社会・外交・安全保障を脅かす)

著者等紹介

長迫智子[ナガサコトモコ]
情報処理推進機構(IPA)サイバー情勢研究室研究員。東京大学文学部卒、同人文社会研究科修士課程修了。情報セキュリティ大学院大学情報セキュリティ研究科修士課程、博士課程修了。博士(情報学)(2023年)。笹川平和財団研究員を経て現職。情報セキュリティ大学院大学客員研究員を兼務。専門はサイバーセキュリティ(サイバー安全保障、政策研究)

小谷賢[コタニケン]
日本大学危機管理学部教授。立命館大学国際関係学部卒業、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修了、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。防衛省防衛研究所戦史部教官、イギリス王立防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員、防衛省防衛研究所主任研究官を経て現職。専門はインテリジェンス研究、イギリス政治外交史

大澤淳[オオサワジュン]
中曽根康弘世界平和研究所主任研究員。慶應義塾大学法学部卒、同大学院修士課程修了。外務省外交政策調査員、米ブルッキングス研究所客員研究員、内閣官房国家安全保障局参事官補佐、同局シニアフェローなどを経て現職。鹿島平和研究所理事、笹川平和財団上席フェローを兼務。専門は国際政治学(戦略評価、サイバー安全保障)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

56
一時連日SNSやニュースを賑わしていた陰謀論。本書は中国ロシアなどの権威主義国家が、民主主義国家を分裂させるための武器としての陰謀論を解説した一冊。まず例として20年24年のアメリカ大統領選を挙げそこに陰謀論が如何に介在したのかを検証。しかる後認知戦としての陰謀論、さらには中国ロシアが如何にしてそれを利用しているのかを検証し、最後に日本国内のサイバー空間を解説している。日本国内の法整備の遅れに不安を掻き立てられる事多いな。読んでいると戦争とは常に平時と隣り合わせというのが実感できる一冊となっている。2025/02/21

よっち

23
政治、社会、そして安全保障にまで、大きな影響を及ぼすようになった陰謀論。偽情報や情報戦の専門家が、陰謀論に安全保障の視点から切り込み全体像に迫る1冊。権威主義国家が民主主義国家のSNSなどネット空間に送り込み、社会の分断を加速させるための「認知戦」を展開する中で、2024年と2020年のアメリカ大統領選挙、Qアノンの活用、新型コロナ、スペイン・ポルトガル語圏での陰謀論、極右やネオナチ、サイバー空間における情報操作などの事例を挙げていて、社会・外交・安全保障を脅かすそれは日本にとっても他人事ではないですね。2025/03/11

XX

4
オカルトとしてではなく、主に独裁国家が仕掛ける影響力工作の手段・安全保障の脅威としての陰謀論について論じた本。他の章は他でも読んだことのある内容だったので、第2章の、2014年クリミア併合から現在のウクライナ戦争までのロシアとアメリカの認知戦競争、中国がロシアを見習ってソフトパワーからシャープパワーにシフトチェンジしたことなどの話が一番興味深く読めた。日本の認知戦対策が遅れているのは知っているが、人材不足はともかく能動的サイバー防御関連法案くらいはさっさと参議院も通してほしいと思った。2025/05/12

アヴィ

1
陰謀論や都市伝説の類は、子供の頃から大好物だが、大前提としてそれはあくまでファンタジーでありオカルトであり、まともな大人が語るものでは無いし論ずるに値しないものだったはず。だがいつの頃からか、大マスコミや本書の著者のように高偏差値の大学で教鞭をとるような人や、社会的に影響力のある人物が陰謀論を語るようになる時代になっている。まさしくSNS時代の落とし子が陰謀論なのかもしれない。2025/05/17

まやま

1
「認知戦というスコープを通じて、安全保障の観点から陰謀論の分析を行った」書。巷間「陰謀論」の影響を謳われる事例についての分析が体系的に整理されているのは良いのだが、このような「陰謀論」にとらわれている人にとっては「取り上げられた事例が偏っていてけしからん」と受け入れられないのでは?と懸念しながら読んでいたら、その懸念への答えが「おわりに」で述べられて大いに首肯した。2025/03/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22277995
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品