出版社内容情報
第16代ローマ皇帝マルクス・アウレリウス(西暦121~180年)。5賢帝のひとりであり、プラトンのいう理想の国家君主「哲人王」にもたとえられる彼は、日々の思索と内省をメモのような散文として書き残した。のちに『自省録』としてまとめられたストア哲学の薫り高い約500の断章から80篇を選び、齋藤孝がわかりやすく解説する。他の哲学思想との比較はもちろん、ウクライナ問題からSNS、コロナウイルス、はては大谷翔平までを例に挙げた読み解きにより、ローマの賢人の日々の「つぶやき」が現代の私たちの生活とシンクロしていく。現代を正しく生きるために、ストア哲学、そしてアウレリウスが大事にした「理性」を学ぼう。
内容説明
世界で一番、重い荷を負った男、ローマ皇帝マルクス・アウレリウスはいかにして人生を生き切ったのか。約500の名言・箴言から80編を厳選。現代人の生き方に即して解説。
目次
はじめに 『自省録』は、私たちの人生の錨となってくれる
第1章 自分を自分のコントロール下におく方法(まどわされない生き方;生と死と運命の考え方)
第2章 自分と自分の周りを幸せにする方法(他者と生きる;社会の中の自分;仕事をするときに)
第3章 よりよく生きていく方法(人生にも哲学が必要だ;善悪と幸福;困難に立ち向かうには)
おわりに―メッセージ・フロム・古代ローマ
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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コチ吉
黒頭巾ちゃん
yarake isuke