超約版 方丈記

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超約版 方丈記

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  • サイズ B40判/ページ数 160p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784863102491
  • NDC分類 914.42
  • Cコード C0095

出版社内容情報

◎【養老孟司氏推薦!】
 800年の時を経て蘇る、わが国最古の災害文学!
 コロナ、地震、津波、貧困…
 不安に苛まれる現代人のための最高の古典。
 この1冊がものの見方を変える!


無常を自らの力にして、
天災と戦乱の世を生きた鴨長明(1155~1216)。
無常とはあきらめることではなく、
次に進むための生きる知恵でもある。
そのことに気づければ、何が起ころうと悩まず、
焦らず、不安にならずにいられる。
そしてすべてを受け入れ、強くなる。
それが未来を楽しむことにもつながる。
災害文学として知られる鴨長明の名作を、
コロナ後を生き不安に苛まれる日本人に向けて、
現代語抄訳スタイルで読み直す。


「はじめに」より――
今、なぜ『方丈記』なのかといえば、新型コロナウィルスの出現によって、昨日まで元気で笑っていた人が今日はあの世へ旅立つ〝無常の時代〟に直面しているだけでなく、地震、暴風、竜巻、豪雨、洪水、豪雪、山火事、土石流などの天変地異が頻繁に起きているのも、『方丈記』に描かれた時代と酷似している観があるからだ。
(中略)
鴨長明には数々の先駆者としての顔がある。綿密な取材に基づく生々しい描写をした〝ノンフィクションライターの先駆者〟であり、前記のように出色の〝災害文学の先駆者〟として脚光を浴びたが、マルチな生き方も注目に値する。住む家は極端に小さく、身の回りに余計なものは置かない生活は、まさに〝断捨離の先駆者〟だ。
また、神職の家に生まれながら、後鳥羽上皇が用意した神職の座を拒んで脱組織を図り、好きな和歌・音楽の道に進むために出家して山奥に隠棲したが、都へ和歌を送ることは継続したので、一種の〝リモートワークの先駆者〟ともいえるし、人里離れたところでひそかに執筆した著作『方丈記』を発表して一躍有名人になったところなども、ちょっとこじつけめくが、〝YouTuberの先駆け〟と呼べなくもない。

内容説明

800年読み継がれる名著を読み直す!コロナ禍で注目、災害文学の叡智。疫病、地震、津波…不安な今を楽に生きる26のエッセンス。

目次

第1章 天災と人災(この世は無常、はかない 浮かんでは消える水の泡;「安元の大火」の悪夢 地獄の業火とはこれか;都の三分の一を焼失 悲惨の一言、大火の傷跡 ほか)
第2章 方丈の庵に住む(五十の春、世に背を向けた 妻子なしだから出家できた;人生の終わりが近づいたら大きな家・広い部屋は不要;身の丈に合わせた終の棲家 最後にたどり着いた理想形 ほか)
第3章 いかに生きるべきか(身のほどを知る生き方 静かで憂いのない環境;気を遣わず、遣われず自分の足で歩く暮らし;何はなくとも健康一番 常に歩き・働くのが養生 ほか)

著者等紹介

鴨長明[カモノチョウメイ]
平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆

城島明彦[ジョウジマアキヒコ]
昭和21年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。東宝を経てソニー勤務時に「けさらんぱさらん」でオール讀物新人賞を受賞し、作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨモギ

2
平安時代から「生きづらい」と言っているので世の中というのは良くも悪くもプラマイゼロでただただ良くなることはないのかもしれない。どの時代に生まれようが全ては自分の心のありよう。昔みたいな出家の制度また復活しないかなぁ。今の世の中は何もかもが過剰なのかもしれないし、本当に大事なことが欠けているのかもしれない。2024/11/23

トト

2
ゆく河の流れは絶えずしてしかも元の水に在らず、の方丈記を理解しやすく超約したもの。平安末期から鎌倉初期と言えば、戦争、飢饉、自然災害のオンパレード。前半は京での天変地異を生々しく描き、後半は慎ましく自由気ままな隠遁生活をのどかな雰囲気で描く。巻末に原文もあり、照らし合わせると古文の理解にも繋がります。この世が生きづらいのは今も昔も変わらないようで、それこそ温故知新、昔の人の知恵を借りるのも良いかもしれません。2022/06/26

Nobuo Suzuki

1
某日本の解剖学者がコロナ禍において、彼のYouTube番組で方丈記に言及していたのを見て、遅ればせながら購入。著者(約者?)の前書きによると方丈記は「原稿用紙20枚程度」の短編に過ぎないが日本最高峰の文芸作品という評価を得ているだけでは無く「ノンフィクション作家」「断捨離」「リモートワーク」といった事柄を800年以上前に実現した先駆者としても注目に値すると論じている。また、「超約」とその解説や約者の視点も読み応えがあるが、なにより後半に「超約前」の文章も掲載されており、中々味わい深い。2024/07/02

Oki

1
今、世界は戦争、貧困、自然災害に溢れていて、混沌としているが、それとはレベルの違う悲惨さが伝わってくる。しかしその中でも人間は生き抜いてきたというのはある種 の光明を与える。2023/11/11

ちやむ

0
初めて方丈記を読みましたが、時代を貫く無常観は圧巻でした。まさに日本三大随筆の名に相応しい作品だと思いました。方丈記に出会い、いつの時代もこの世は無常だと、四十にして目が覚めた気持ちになりました。学歴社会が俗世を支配して久しいですが、方丈の庵での隠棲というとびきりユニークな生活を通じて、俗世間の価値観は絶対ではなく、人生の味わい方というのは正に十人十色なんだと強く思いました。今後の人生を過ごす上で、方丈記に出会う事ができて、本当に良かったです。自分の人生をいかに生きるかを考えさせられました。2022/08/13

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