出版社内容情報
「沈黙によって魂を洗う」「自然は自己のひろがり」「あるがまま雑草として芽を吹く」――。
藤原氏ゆかりの奈良の古刹・興福寺の前貫首が、仏の教えと深い学識をもとに、古今の名言を選び、自らの書とエッセイでつづりました。心に響く、迷いが晴れる、言葉による人生の処方箋です。
名著『心に響く99の言葉 東洋の風韻』の増補改訂版として、あらたな言葉を追加収録。美しい装丁とともに、愛蔵の1冊となることでしょう。
内容説明
理想を知っていれば、いつかはそれに近づける。奈良・興福寺の前貫首が、古今の名言を通して、令和の日本人の生き方をやさしく語る。
目次
第1章 人生は、自分の心で決まる(冥の照覧―わが心の内を見つめる;不楽本座―心はブレやすい ほか)
第2章 ままならぬことは、まかせよう(そねむ心は自分より以外のものは傷つけぬ―人に振り回されるな;本来美なるものはなく―美醜に固執しない ほか)
第3章 変わる世界、変わらない世界(荷風送香気―幽かなものを感じる力;至誠に悖るなかりしか―「ものを知る」とは何か ほか)
第4章 仏の教えと唯識(捨念清浄―まずイメージしてみよう;五根五力―自分を成長させる力 ほか)
著者等紹介
多川俊映[タガワシュンエイ]
1947年、奈良県生まれ。立命館大学文学部心理学専攻卒。2019年までの6期30年、奈良にある法相宗大本山興福寺の貫首を務めた。現在は寺務老院(責任役員)、帝塚山大学特別客員教授。貫首在任中は世界遺産でもある興福祉の史跡整備を進め、江戸時代に焼失した中金堂の再建に尽力した。また法相宗の教義である「唯識」の普及に努める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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