出版社内容情報
「学問のすすめ」は、福沢諭吉が明治初年に書いた大ベストセラーですが、読み返してみると、「なんだこの本は! 今の時代にぴったりじゃないか!」と驚く部分がたくさんあります。冒頭の「天は人の上に人を造らず」は超有名ですが、それ以外の部分にも、今のあなたにダイレクトに響く言葉が散りばめられています。
人は学問をすることで、「ビジネス」「政治へのスタンス」「親子問題」「人間関係のストレス」「自己評価」など自分と「世界」「外界」との関係を、カラリと晴れた世界に変えることができます。それこそが諭吉の「学問のすすめ」なのです。
目次
まえがき 上機嫌に、明るく物事をとらえて生きよう
第1章 「社会」とのつきあい方
第2章 「学問」とのつきあい方
第3章 「他人」とのつきあい方
第4章 「自分」とのつきあい方
あとがき 福沢諭吉と2020年代のリアル
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
明治大学文学部教授。1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て現職。専門は、教育学、身体論、コミュニケーション論。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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インドアな人
2
ライトな感じで学問のすすめを勉強出来て良かったです、福沢諭吉先生から薫陶を頂き、日本人として日本に尽くそうという気概も湧いてきました、また学問のすすめの現代語訳版も買いました、本書を読んだ事で読み易くなってると良いな〜2023/07/10
ビール
2
勉強のモチベーションを上げたくて買ってみた本。学問についてのみ書かれているとおもっていたらそうではなく、社会とのかかわり、自分とのかかわり、他人とのかかわりを含めた合計4章で人生はこう生きよと伝えている本だった。 福沢諭吉の考え方が高尚なので響かない部分もあったが、 【政府は国民のレベルに合ったものになる】 【身のうちに入れた学問は、外に出そう】 【自分の自由と他人の自由がぶつかるとき】 【人を非難する前に自分でやってみよう】 の章は深くうなづいた。 総じて勉強のモチベーションは上がった。 ☆4つ。2022/09/10
ぷろちゃ
2
今まで何を学んできたんだろう...。もっと早くこういう考えを知りたかったが、今がタイミングだったんだろう。/他人を益する者になれ。自分さえ良ければ良いではなく、社会のためになることを考えよう。自由とわがままは違う。2022/01/23
わたむし
1
2020年代のリアル版として読めました。2024/08/14
ぼへ
1
子どもが読んでも理解が出来るように分かりやすく噛み砕いた内容、また著者が「これは」と思う箇所を抜粋してくれている。しっかりと学を修めると、国が、皆が豊かになる、と言われると子どもたちも学校の勉強に意欲が湧くのではないか。大人にとっての仕事も然り。自分のため、家族のため、と小さく纏まってしまうとやる気の出ないことでも自分でも皆の、日本の為になっているんだと思うとなんだか頑張れる気がする。2022/02/05