内容説明
明智光秀は本能寺の後、将軍宣下を受けていた!?人望、血統、派閥、不運、病魔、讒言…何が運命を左右し、狂わせたのか?歴史の流れを大きく変えた47人の苦悩と誤算。
目次
第1章 武家の棟梁“将軍”になり損ねた平安末期・鎌倉時代の人物(甲斐源氏・武田信義―頼朝に抵抗せず第三勢力に甘んじた甲斐源氏の棟梁;甲斐源氏・武田有義―梶原景時から将軍に推されたが釈明もせずに逐電 ほか)
第2章 乱世に“将軍”になり損ねた室町・戦国時代の人物(上野源氏・新田義貞―鎌倉を攻略するも同族足利氏をライバル視した生涯;尊氏長子・足利直冬―父尊氏に認知されず養父に従い反室町幕府を貫く ほか)
第3章 太平の世に“将軍”になり損ねた江戸時代の人物(家康次男・結城秀康―秀吉に養子に出され将軍になれなかった家康次男;仙台藩主・伊達政宗―天下を狙うも地の利はなく生まれたのが遅かった ほか)
第4章 将軍に替わる“トップ”になり損ねた幕末維新の人物(十五代将軍・徳川慶喜―新時代のトップの構想を探るも朝敵逃れに終わる;慶喜の弟・徳川昭武―兄慶喜から次期将軍候補として重責を担わされる ほか)
著者等紹介
二木謙一[フタキケンイチ]
1940年東京都生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。専門は有職故実・日本中世史。國學院大學教授・文学部長、豊島岡女子学園中学高等学校校長・理事長を歴任。現在は、國學院大學名誉教授、豊島岡女子学園学園長。1985年『中世武家儀礼の研究』(吉川弘文館)でサントリー学芸賞(思想・歴史部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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