内容説明
不死身!死なない!!生き返る!?超高低温も放射線も、宇宙でもへっちゃら!神秘的な超能力の秘密が、いま明かされる―。
目次
第1部 ネムリユスリカのふしぎな世界(水がなくても生きてゆくには;ネムリユスリカとはなにか;細胞のなかで何が起きているのか;ネムリユスリカはなぜ死なないのか;ネムリユスリカ、宇宙へ行く)
第2部 無限の可能性に向かって(研究者に志した頃;生死のはざまを生きる昆虫;いかにして蘇生するか)
著者等紹介
黄川田隆洋[キカワダタカヒロ]
独立行政法人農業生物資源研究所遺伝子組換え研究センター昆虫機能研究開発ユニット主任研究員。1994年岩手大学大学院農学研究科修了後、農林水産省蚕糸・昆虫農業技術研究所に入所。2001年、組織改編により独立行政法人農業生物資源研究所研究員。2009年東京工業大学から博士(工学)を授与。2011年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ビリー
1
タフな究極生物としてはクマムシが有名だけど、昆虫で唯一同じ能力を持っているのがネムリユスリカ。一旦乾燥休眠した後は、-270℃〜100℃の温度、人間の致死量の1000倍の放射線に耐え、宇宙空間に1年放置されても生き返る不思議な生き物の本。これ以外にもユスリカの仲間は面白いのが多いみたいで、海に住むウミユスリカ(実は海に昆虫はほとんどいない)、氷河に生きるヒョウガユスリカ(-16℃でも活動できる一方、人間の手のひらの上では暑すぎて動けない)、pH2前後の強酸性環境に住むサンユスリカなんかも興味深い。2015/03/22
37458_DADA
0
ネムリユスリカの乾燥耐性を使うことで、細胞の乾燥保存、人類の宇宙散策まで話が広がるところに、理系の面白さを感じた。 今自分にある技術をどう活用するか考えよう。2015/12/22
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