内容説明
日米関係は近年目に見えない形で、徐々に深刻に弱体化しつつある。日米同盟にしのびよる危機は、軍事、政治の両面で深まる一方だ。かつて駐日アメリカ大使の特別補佐官を務め、随一の日本通の学者として知られる著者が、日米同盟を再構築する処方箋を示す。
目次
第1章 日米同盟の静かなる危機
第2章 ダレスが作った世界
第3章 同盟の概念
第4章 国家安全保障の経済基盤
第5章 ネットワーク―将来の力の源
第6章 変容した同盟―二〇〇一年以降の日米関係から
第7章 グローバルな課題
第8章 他国事例
第9章 将来への処方箋
著者等紹介
カルダー,ケント・E.[カルダー,ケントE.][Calder,Kent E.]
1948年、米国ユタ州生まれ。ジョンス・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)エドウィン・O・ライシャワー東アジア研究センター所長。ハーバード大学政治学部でライシャワー教授の指導を受け、博士号を取得。1983年から2003年までプリンストン大学ウッドロー・ウィルソン政治大学院で教鞭を執る。米戦略国際問題研究所(CSIS)日本部長(1989‐1993)、駐日米大使特別補佐官(1997‐2001)を歴任。2003年より現職。90年度大平正芳賞、有沢広巳賞、97年度アジア・太平洋賞大賞受賞
渡辺将人[ワタナベマサヒト]
1975年東京生まれ。シカゴ大学大学院国際関係論課程修了(米政治外交)。1999年ジャニス・シャコウスキー米下院議員事務所、ヒラリー・クリントン上院選本部=アル・ゴア大統領選陣営ニューヨーク支部アウトリーチ局(アジア系集票担当)を経て、2001年テレビ東京入社。報道局経済部記者「ワールドビジネスサテライト」ディレクター、政治部記者として総理官邸、外務省、防衛庁、国会を担当。テレビ東京退社後、2008年コロンビア大学ウェザーヘッド研究所を経て、ジョージワシントン大学シグールセンター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Sanchai
メルセ・ひすい
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