日米同盟の静かなる危機

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  • サイズ B6判/ページ数 479p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784863100350
  • NDC分類 319.105
  • Cコード C0031

内容説明

日米関係は近年目に見えない形で、徐々に深刻に弱体化しつつある。日米同盟にしのびよる危機は、軍事、政治の両面で深まる一方だ。かつて駐日アメリカ大使の特別補佐官を務め、随一の日本通の学者として知られる著者が、日米同盟を再構築する処方箋を示す。

目次

第1章 日米同盟の静かなる危機
第2章 ダレスが作った世界
第3章 同盟の概念
第4章 国家安全保障の経済基盤
第5章 ネットワーク―将来の力の源
第6章 変容した同盟―二〇〇一年以降の日米関係から
第7章 グローバルな課題
第8章 他国事例
第9章 将来への処方箋

著者等紹介

カルダー,ケント・E.[カルダー,ケントE.][Calder,Kent E.]
1948年、米国ユタ州生まれ。ジョンス・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)エドウィン・O・ライシャワー東アジア研究センター所長。ハーバード大学政治学部でライシャワー教授の指導を受け、博士号を取得。1983年から2003年までプリンストン大学ウッドロー・ウィルソン政治大学院で教鞭を執る。米戦略国際問題研究所(CSIS)日本部長(1989‐1993)、駐日米大使特別補佐官(1997‐2001)を歴任。2003年より現職。90年度大平正芳賞、有沢広巳賞、97年度アジア・太平洋賞大賞受賞

渡辺将人[ワタナベマサヒト]
1975年東京生まれ。シカゴ大学大学院国際関係論課程修了(米政治外交)。1999年ジャニス・シャコウスキー米下院議員事務所、ヒラリー・クリントン上院選本部=アル・ゴア大統領選陣営ニューヨーク支部アウトリーチ局(アジア系集票担当)を経て、2001年テレビ東京入社。報道局経済部記者「ワールドビジネスサテライト」ディレクター、政治部記者として総理官邸、外務省、防衛庁、国会を担当。テレビ東京退社後、2008年コロンビア大学ウェザーヘッド研究所を経て、ジョージワシントン大学シグールセンター客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Sanchai

1
論点が非常にわかりやすい本だった。日米同盟はアジア太平洋地域の平和の安定の礎だというレトリックに頼りすぎると、中・韓に足元をすくわれる。中国も韓国も官民あげてワシントンに食い込んでおり、軍事、経済、文化・社会の3階層での米国との関係構築ができている。対照的に、日本は、政治レベル、民間レベルでも対米関係が希薄になりつつあるという。若者の内向き志向が強まる一方で、嫌韓、嫌中がマスコミやネット上で連呼されている現状は相当にまずい。そんな危機感を抱いた。2014/05/08

メルセ・ひすい

0
オバマ以前の確認 国の方向性2009/04/04

メルセ・ひすい

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日露戦争の戦費についてと日英同盟の根拠。日本製鋼所・日本化薬は英との共同経営なのだ。チャーチルはロシアが日本よりも嫌い! ロスチャイルドとジェイコブ・シフがNY市場で四回債権起債を手伝い、日露戦争(開戦当時山本五十六は18歳・ハーバード大が何故真珠湾攻撃か?日本の国力が米国の 国力の100分の一であることが留学していて分からないんなら国費の無駄づかい! 馬鹿・勲章返せ)の戦費の半分を調達した。同時期に東郷はイギリスで山本五十六はハーバードで教育を受けていた。皇室同士も行き来していた。2009/03/24

メルセ・ひすい

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★5  日米関係は近年目に見えない形で、徐々に深刻に弱体化しつつある。かつて駐日アメリカ大使の特別補佐官を務め、随一の日本通の学者として知られる著者が、日米同盟を再構築する処方箋を示す。2009/03/09

メルセ・ひすい

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お互いに尊重していれば6世紀の英国と葡萄牙の同盟関係は600年間続いた。 最近は議員交流 米国⇒日本・アジア関係国も滞っている。‘00~05で39人 中国は113人 インドは79人 台湾68人 2009/01/20

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