内容説明
国家予算の五割強を軍事費につぎ込み、ついに核開発に成功した金正日。崩壊寸前の金正日政権を援助する中国と韓国。現状維持に汲々としている米国。金正日の側近中の側近だった黄長〓(ファンジャンヨプ)氏が、亡命十年目にして語る赤裸々な金正日の正体。
目次
第1章 核武装した金正日(絶対服従するのは武器だ―独裁者誕生「金日成父子の核保有への野望」;世界は金正日に騙されている―金正日の外交戦略「核問題と中朝関係」;六カ国協議は、敗北だ―核廃棄プロセスの行方「韓国にとっての核問題」 ほか)
第2章 独裁の果実(ある日、突然いなくなる―粛正の実態「金日成の大粛清」;金正日のサインがなければ出られない―政治犯収容所「中ソ論争と金日成の北朝鮮」;国家予算の五割を超える軍事予算―軍事力強化「北朝鮮版の文化大革命」 ほか)
第3章 わが祖国、わが亡命(日雇い労働で暮らした日本留学時代;祖国解放、八月十五日の記憶;学者としての出世、一九五〇~六〇年代の北朝鮮 ほか)
著者等紹介
久保田るり子[クボタルリコ]
成蹊大学経済学部卒。1975年、産経新聞入社。『夕刊フジ』を経て、1987年韓国延世大学語学堂留学。その後東京本社外信部勤務、防衛庁防衛研究所一般課程で安全保障問題を研修後、東京本社政治部、外信部デスクを経て、2003年7月よりソウル支局特派員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 酒販店 〈’92〉